頼りない夜に一つの光を

愛しきアイドルたちよ、幸せであれ

これはきっと枯れないクローバー。

一体いつの話をしようとしてんの私は????時空でも歪んだのか????

STORY発売からもうすぐ1ヶ月が経とうとしている今日この頃ですが、んなもん知らねぇ書いてやらぁ精神をモットーに鋼のハートで『クローバー』の中でも特に印象的だった部分について感想を書き記しておきます。本当はアルバム発売直後にUPする予定だったのに…(しくしく)

 

※この『クローバー』という楽曲は、四つ葉のクローバーには"希望" "誠実" "愛情" "幸運"という四つの意味があることから、このテーマに沿ってファンに想いを届けるべく、4人がそれぞれ作詞作曲を担当した楽曲になります。

 

 

増田貴久✖️「希望」

今回だけに限らず、増田さんが綴る言葉にはなんとも言い難い不思議な魅力があるなぁと思う。例えるなら、解釈が難しく受け手によって違う色を魅せる、柔らかな絵で溢れている絵本のような。ふわふわしてて陽だまりみたいに優しくてなんだか懐かしい気持ちになって、心の奥に眠らせていたはずの、気がつかないフリをしていた本当の気持ちをそっとすくい上げてくれる気がする。

そんな増田さんの言葉を前にすると弱い自分に嘘がつけなくなってつい甘えてしまいたくなるんですよねぇ。増田さんのあの多幸感溢れる、全てをすっぽりと包み込むような声で歌われると、その歌詞が余計に沁みるような気がするんです。この増田さんのパートを聞く度に泣いてしまうのは私だけかなぁ。

 

さぁ、ここにおいで 何も言わずにそばにおいで(yo!!)

歌い出しからずるい…。両手を広げてくれているような、増田さんの大きな胸に何も言わずに飛び込んでしまいたくなる。何も聞かずに、ただ「そばにおいで」と言ってくれる、大きな言葉で全てを包み込んでくれる、増田さんの包容力は計り知れない。増田さんはいつもそうだ。自らも多くを語ることなく、その大きくて優しい愛でただ抱きしめてくれる。

 

優しい君が探してた場所が 僕らの愛したココだといいが

私はこんなに全方位に優しい言葉を他に知らない。"君"とは言わずもがな私たち"ファン"のことだろうけれど、増田さんのフィルターを通した"ファン"は「優しい」という言葉でろ過されるらしい。そんな"ファン"が探してた場所が「僕らの愛したココだといいが」と増田さんは言う。

私は、自分が応援しているアイドルには、"アイドル"でいることを好きでいてほしいと思っている。それは私のエゴに過ぎないのだけれど、どうせアイドルをするなら楽しいと思ってほしいし、アイドルをやっていて良かった、幸せだと思ってほしいと願ってしまう。増田さんの言う「ココ」がNEWSそのものなのか、はたまたコンサートなのか、何を指しているのかは私には分かりかねるけれど、増田さんはアイドルとして立ち続ける「ココ」を「愛している」らしいのだ。応援しているアイドル自身がそう歌ってくれることほど、それ以上のファンサはないと私は思う。

 

逃げる場所にしたっていい

辛くなるなら、聞かなくていい

私は最高に性格が悪く捻くれているので、応援歌や希望に満ち溢れた曲を聞くと「いやいやそんな風に頑張れないし」「所詮は綺麗事じゃんか」と思ってしまうのだけれど、それと同時に、そう思うことへの罪悪感で苦しくなるというめんどくさい性格をしている。けれど、増田さんはそんなことをも見透かしたように「辛くなるなら、聞かなくていい」と言ってくれる。さらには「僕らの愛したココ」を「逃げる場所にしてもいい」と言う。この人は一体どこまで器が大きい人なのだろうか。増田さんには一生敵わないなぁと思う。

 

晴れたら北の汽車に乗ろう 東の空をもっと感じてよ

西、出会う、Dragonも

南に向かう君に僕からの Yell of hope

私たちはずっと、旅をしている。NEWSと共に歩んだ「NEVERLAND」「EPCOTIA」「WORLDISTA」、そしてこれから体験するであろう「STORY」という胸踊る旅を。そして、「人生」という長く終わりの見えない旅を。

北「North」の行き先は「NEVERLAND」。高らかな汽笛をあげる「汽車」に乗り、"ここではないどこか"へNEWSと共に旅をした。

東「EAST」の行き先は「EPCOTIA」。まだ見ぬ大いなる「空」へとNEWSと共に飛び立った。

西「WEST」の行き先は「WORLDISTA」。仮想空間という得体の知れない世界の中で「Dragon」に出会った。

南「SOUTH」の行き先は「STORY」。そこは"圧倒的リアル"。つまりは私たちが生きる"現実"であり「人生」だ。それは長く、時に苦しい旅にもなる。そんな"リアル"を生きる私たちへ、増田さんは「Yell of hope」と伝えてくれる。

 

つくづく、増田さんの頭の中は宇宙だと驚かされる。NEWSの4部作をこんな最高の形で表現出来る人、それが増田貴久というアイドルなのだと思うとたまらない気持ちになる。

 

これはきっと枯れないクローバー 見つけ出して気づいた

旅のしおりには1ページめに

忘れ物に注意をして、ください!

増田さんの言葉をお借りする形で、このブログのタイトルに「これはきっと枯れないクローバー」と題した理由はここにある。この『クローバー』という楽曲は、NEWSと共にこれまで歩んできた旅、これからも共に歩むであろう未来の旅、そして人生という長い旅をするにあたっての「旅のしおり」の「1ページめ」に大事にしまっておくお守りなのだ。私にとって『クローバー』という楽曲はそういう曲だ。このお守りを抱きしめていれば、どこへだって行ける気がする。何だって出来る気がする。そんな力をくれる特別な「旅のしおり」は「きっと枯れない」のだ。

 

 

加藤シゲアキ✖️「誠実」

自身のソロ曲はあんなにも難解な歌詞を書くくせに、"対ファン"の曲となると、途端に真っ直ぐな言葉を並べる加藤さんは本当にずるい。自分のソロ曲が「裏」だとするなら、この曲は"アイドル加藤シゲアキ"としての「表」にあたる部分らしい。それこそが、きっと加藤さんが"ファン"へ伝えたい想いなのだと思う。普段はわかりやすく言葉にしたりしないけれど、こういう肝心なところできちんと想いを伝えてくれる加藤さんが心から愛おしいと思う。

 

加藤さんは「誠実」パートを担当するにあたり「誠実って何…?」というところから考えたそうだ。その姿勢そのものが誠実だと私は思うのだけれど、加藤さんが出した答えは「寄り添う」という、誰にでも出来そうで、誰にでも出来ないものだった。「苦しんでいる人に寄り添いきる」ことこそが「誠実」であると思ったと加藤さんは語るけれど、それは決して簡単なことではない。一歩履き違えてしまえば、ただの独りよがりになってしまうからだ。

けれど、加藤さんはきちんと「寄り添いきる」ために、感情移入が出来ずにはぐれてしまう人がいないように、誰もが経験のあるであろう「眠れない夜」をモチーフに自身のパートを作り上げた。それは、驚くほどに「寄り添いきる」もので、きっと加藤さんも幾度となく「眠れない夜」を越えてきたんだろうと思った。

 

余談になるけれど、自身のチカラウタとしてフラワーカンパニーズの『深夜高速』を挙げる加藤さんが「眠れない夜」をモチーフにするのは至極当然のことのように思える。

生きててよかった 生きててよかった

生きててよかった そんな夜を探してる

生きててよかった 生きててよかった

生きててよかった そんな夜はどこだ

「眠れない夜」を越えたその先は、きっと「生きててよかった」そう思える夜が待っているのだと思う。加藤さん自身も、そんな夜を今も探し続けているのかもしれない。すでに見つかっていたらいいなとも思う。

 

やりきれないことばっかりで 

どうして自分だけこんな目にって

ベッドの中で泣きそうになって

 眠れなくなって朝が来そうで

どうしよう どうしよう 明日はいったいどこにある?

「やりきれない」思いが誰よりもわかるからこそ、「どうして自分だけこんな目に」と思う経験を散々してきたからこそ、こんな風に自然に、当たり前のように寄り添う歌詞が生まれるんだろうなと思う。(そうやって悲観的になってしまうのもかつての加藤さんらしいなと思う。) 4人それぞれのパートがそれぞれにしか書けない歌詞だと思うけれど、このポエトリーリーディングはきっと加藤さんにしか書けない。そう思ってしまうほど、あまりにも"加藤成亮"ひいては"加藤シゲアキ"の姿を感じてしまうのだ。「明日はいったいどこにある?」と問いかけるその姿は、かつての加藤さんの姿と重なって見えてしまう。

 

ふざけたラジオネームのあとに続いた

真剣なお悩みメール

パーソナリティは少し黙ってこう言った

「わかるよ。でも僕に何かを伝えようとした時点で

あなたはきっと変わっている」

胸の奥がじんとしてちょっとだけ 泣きそうになった

いつもの景色がなんだか 違って見えたんだ

自身のラジオに届くメールに全て目を通している加藤さんがこの歌詞を綴り、そして歌うのは本当にずるい。例えわかりやすい形でメールが読まれなかったとしても、加藤さんは「わかるよ」と肯定してくれているんだろうし、「僕に何かを伝えようとした時点であなたはきっと変わっている」という、「あなた」の"希望"になりますようにという加藤さんの想いが込められている気がして。そうやって眠れない夜を「あなた」が越えていけたらいいな、という加藤さんの"希望"のようにも聞こえる。

 

どんな夜だって越えられるから We'll be together

見上げた先に光はある with you forever

仮に何の根拠もなく「どんな夜だって越えられるから」と言われてもただ無責任なだけだと思うけれど、そうじゃないことを私たちはすでに知っている。

「眠れない夜」を過ごす毎日は、苦しい。どうしても俯いてしまいたくなる。けれど「見上げた先に光はある」から顔を上げて、そこにあるはずの光を見失わないで、と言われているような気がする。

 

希望を手放さないで 絶望に手を出さないで

偶然なのだろうけれど、増田さんパートで綴られる「希望」も「強く握りしめ」るという"すでに手の中にあるもの"として描かれている。加藤さんは、そんな「強く握りしめ」た「希望」を「手放さないで」と言う。そして「絶望に手を出さないで」とも。「絶望に手を出さないで」と言えるのは絶望を味わったことがある人、その淵に立ったことがある人だけだ。すぐそこに、手を伸ばせば届いてしまうところに「絶望」があることを知っている人なのだ。だからこそ加藤さんの言葉は苦しいくらいに真っ直ぐに届く。

 

僕らの手を握っていて そのぬくもりを忘れないで

約束しよう

加藤さんが「約束しよう」と言ってくれることほど、私の心を強くしてくれるものはない。「どんな夜だって越えられる」ことも「 We'll be together」も「見上げた先に光はある」ことも「with you forever」も「希望を手放さない」ことも「絶望に手を出さない」ことも「僕らの手を握って」いることも「そのぬくもりを忘れない」ことも、全部、全部ちゃんと約束しよう、約束してねと言ってくれる。「僕らの手」が、「そのぬくもり」が、どんなに温かいものであるかを、加藤さんは改めて教えてくれた。

大きい言葉で全部を優しく抱きしめてくれる加藤さんと私たちは指切りを交わす。そう、これは「旅のしおり」における「約束」なのだ。

 

 

小山慶一郎✖️「愛情」

STORY発売前に読んだ雑誌で「四つ葉のクローバーには"希望" "誠実" "愛情" "幸運"という四つの意味があって、このテーマに沿って4人それぞれが作詞を担当した」といった内容のテキストを読んでから、"愛情"は絶対に小山さんの担当だろうと思っていた。

今さら特記すべきことでもないと思うが、小山さんは愛に溢れた人である。「一生続く愛を信じて生きている」「その続いている愛を止めてしまった時には自分の存在価値、生きがいみたいなものがなくなっちゃう気がする」と語るその横顔は、きっと何の躊躇いや迷いのない表情をしているのだということは容易に想像がつく。

 

小山さんの過ごす日々の暮らしの中には、きっと当たり前のように"NEWS"そして"ファン"が存在しているんだろうなぁと思うことが多々ある。言ってしまえば、NEWSのメンバーは仕事仲間、そしてファンは実体の見えない群衆でしかない。その事実の上では、もっとビジネスライクでも良いんじゃないかと思うのだけれど、小山慶一郎という人は自身の全てをかけてそれらを愛し続けることをやめないのだ。

現に、小山さんはラーメンを食べている最中にこの『クローバー』の詞が浮かび、箸を置いて懸命にスマホに打ち込んでいたら麺が伸び切ってしまった、というような話をしていた。そんなありふれた日常の中ですら"NEWS"そして"ファン"のことを想っているのかと改めて驚かされた。けれど、小山慶一郎というアイドルはそういう人なのだ。NEWSのメンバーカラーが揃っている何かを見ては「NEWSカラーだ!」と興奮し、それを私たちファンに共有してくれる、そういう人なのだ。

 

どうして形を求めるの?

近くにあるよ いるよ 気付いてよ

抽象的で目に見えない「愛」は、実体化することはない。だから人は不安に思い、言葉や行動でその愛を確かめたくなってしまう。小山さんは、そんな「愛」に対して形を求めてしまうことを決して責めている訳ではない。「近くにある」し、そばに「いる」のに、今さらどうして形を求めるのか?と問いかけているのだ。畳みかけるように「近くにあるよ」「いるよ」「気付いてよ」という少し拗ねたようなお願いがとてもかわいらしい。

 

僕の愛、あったかい?

いつでも君の心にいたい

「僕の愛」は「在ったかい?」そして「温かい?」と聞いてくれるのが小山さんらしいなと思う。ちゃんと在ったよ、十分すぎるほど温かいよ、と伝えたくなる。

前述したように、小山さんの過ごす日々の暮らしの中には、きっと当たり前のように"NEWS"そして"ファン"が存在している。そんな小山さんが「いつでも君の心にいたい」と言ってくれることほど、これほどまでに説得力のある言葉はない。嘘みたいだと思うけれど、きっと小山さんは本気でそう思っている。ちょっぴり独占欲が強めな小山さんらしいなと微笑ましくも思う。ライブで言ってくれる「明日からも頑張れよー!」という言葉からも、"ライブ"という非日常的空間だけでなく、私たちの何気ない日常のことまでも考えてくれていることが伝わってくる。私は小山さんのこの言葉が大好きだ。

 

それでも形求めるの?

それなら君を 抱きしめる

強く強く、そうぎゅっと 想いのままに抱きしめる

幸せにしたい この想い、伝わるといいなその胸に。

言葉で言うよ、今日だけは。

恥ずかしいけど、愛してる。

抽象的で目に見えない「愛」は、実体化することはない。だから人は不安に思い、言葉や行動でその愛を確かめたくなってしまう。「近くにある」し「いる」と伝えてはみたけれど、どうしても目に見える形で愛を求めてしまうのが人間の性だ。だから小山さんはこうして行動や言葉で示してくれようとするのだ。なんて優しい、そして隙のない二段構えなのだろうか。小山さんの愛の深さは計り知れない。

 

⬜︎♡△◯の愛、みんなと合わせて

1つの大きな愛になる

これが僕の居場所、みんなの居場所だから

未来だってそうさ

NEWS4人の愛とファンの愛を合わせた、大きな愛のある場所が「僕の居場所」だと言ってくれることが私は嬉しい。ちっぽけな私の愛も、ちゃんと届いているんだなと勝手に嬉しくなってしまう。「愛することを、そして愛されることを諦めないでほしい」と願ってしまった過去の私の想いは杞憂に終わった。小山さんは私が思っていたよりも、ずっとずっと強くいてくれる人だった。

そして、小山さんはいつも「未来」の約束をしてくれる。私が勝手に不安になっている時、それこそわかりやすい言葉で当たり前のように「未来」の話をしてくれるのは、いつも小山さんだった。私はそんな小山さんにたくさん救われてきた。

 

みんなの優しさに触れて

感じる温もりがここにある

子供のころの自分に これが愛って 伝えたいんだ

小山さんはかつて「みんなの愛と笑顔で 僕はずっとやさしくなれんだよ」と歌っていたけれど、それはこちらの台詞だよ、と言いたい。小山さん、増田さん、加藤さん、手越さんの、NEWSがくれる抱えきれないほどのありったけの愛と笑顔があるから、私は優しくなれる気がするのだ。それを小山さんは「優しさ」だと言う。なんて幸せなループなのだろうか。NEWSはみんなそれぞれ優しすぎるくらい優しいのに。

「子供のころの自分」がどの時代の小山さんを指しているのかはわからない。家庭環境に悩んだ幼い頃の記憶かもしれないし、グループ内の立ち位置を確立しようと奔走していたデビュー直後の記憶かもしれない。けれど、小山さんは今置かれているこの状況「ここ」は紛れもなく「愛」だと言う。私はそれがたまらなく嬉しいのだ。

小山さんは、これからも続く旅は愛に溢れたものだと教えてくれる。きっと、小山さんの「旅のしおり」の持ち物リストには「愛」が記されているのだろう。

 

 

手越祐也✖️「幸運」

常日頃から愛情たっぷりのメッセージを明るく伝えてくれる手越さんだけれど、その想いを紐解いていくと、こんなにも真っ直ぐでシンプルだ。私がここで長々と想いを綴る必要なんてないんじゃないかと思うほどに、手越さんの言葉はストンと胸に落ちてくる。それは、手越さんがいつも混じり気のない想いを真摯に伝えてくれているからだ。

 

あの日 僕ら偶然出会い

まぶしい 毎日が始まり

ひとり 全然できない事ばかりだったけど

Jr.歴が短く、入所から1年と経たないわずか9ヶ月という異例のスピードでデビューした手越さんにとって、デビュー後の毎日は「まぶしい」日々だったのだろうと思う。けれど、その「まぶしい」日々における自身の存在は果たして「まぶしい」ものだったのだろうか。私はデビュー直後からNEWSを応援していた訳ではない。そのため、当時の手越さんの立ち位置や思いは、後に手越さんから語られた部分でしか追いかけることが出来ないのだが、手越さんはデビュー直後の思い出として「NEWSのことが嫌いだった」と語っていた。これまでは運動や勉強においても1番、どんな事でも1番目立つポジションにいた自分が、急に1番後ろになった、それがたまらなく悔しかった、といった内容のことを語っていた。

 

手越さんのすごいところは、その状態をそのままで終わらせないことだ。「それなら自分が1番になれる分野を」と、自ら探してきたボイストレーナーと学校帰りのカラオケでボイトレをし、腐らずに努力を続けた。その結果、"テゴマス"として「歌」で勝負するユニットで活動をしたり、メインボーカルとしての立ち位置を不動のものにした。

そんな過去の自分を「ひとり 全然できないことばかりだったけど」と歌うのが手越さんだ。手越さんは、自分の弱さを認められる強さがある。だから「手越祐也」として今日もたくさんの人に愛されるのだと思う。努力に裏打ちされた実力は決して自分を裏切らない。手越さんはそのことをいつも私に教えてくれる。

 

希望をくれた君へ

心を込めて

感謝のYellを

デビュー曲の『希望 〜Yell〜』では「Hooray! Hooray! 君に僕から Hooray! Hooray! 贈りたいんだ」と歌っていたNEWSだけれど、「希望」をくれたのは私たちファンだと、手越さんは言う。「ジャニーズを辞めようと思ったことはある。それでも、後ろ向きな選択を選ばなかったのはファンがいたから」と語る手越さんだから、その言葉を嘘偽りなく信じられる。こんな私でも手越さんの「希望」になり得るのであれば、こんなにも嬉しいことはない。

 

ずっと同じ景色見てきたね

君がいるから幸せ

手越さんの言う「ずっと同じ景色見てきたね」というのは、物理的な景色だけではないのだろうと思う。Interludeで語ってくれていた「辛いことも楽しいことも感動的な瞬間も全部ファンと共有してきた」という言葉に、その思いが集約されている気がする。手越さんは、そんな瞬間を共有してきたファンがいることこそが「幸せ」だと言う。大真面目な顔してこんなことを言うのはおかしいのかもしれないけれど、手越さんにとっては「NEWSに出会えたこと」そして「ファンと出会えたこと」こそが最大の「幸運」なのかもしれないと自惚れてしまう。

 

幾千の悲しみや別れ乗り越えて

永遠に君に幸あれ

かつて「幾千の星の夜を越えて」「夢をめざす君に幸あれ」と歌っていた少年は、幾千の悲しみや別れを経験し、きっとその全てを糧に変えてきたのだろう。そうやって歩いてきた旅路には、叶えた夢もあれば、はぐれてしまった夢もあっただろう。それは「同じ景色を見てきた」私たちも一緒だ。その上で「"永遠に"君に幸あれ」と歌うのだ。それが「ファンを幸せにする、ファンを大切にすることが自分の信念」と語る、手越祐也という最高のアイドルなのだ。

手越さんに、そしてNEWSに出会えた私は、世界で1番の「幸運」の持ち主なんじゃないかと思ってしまうくらい、"NEWSのファン"である私は幸せだ。この「幸運」に感謝して、これから先も続く長い旅を、私はNEWSと共に歩んでいくのだ。

 

 

 

 

こうしてそれぞれのテーマに沿って紡いでくれた歌詞を改めて振り返ると、誰1人として決しておいてけぼりにせず、共通して「いつでもそばにいるよ」と伝えてくれるのが、とてもNEWSらしいなぁと思う。まるでいつでもいつも隣にいてくれるかのような錯覚に陥ってしまう。愛されていることを、何の疑いもなく信じられてしまう。

 

そんな最高に甘くて優しい、4つの言の葉を紡ぐNEWSが織り成す『クローバー』は、きっと枯れない。永遠に、私たちの胸の中で咲き続ける。

だってこれは、これから先も続く、長い長い旅の"しおり"なのだから。

 

私的ヒロイン相関図。

こんな…こんなつもりじゃなかった……(頭を抱える絵文字)

 

NEWSの最新アルバム『STORY』が発売されて、「よし!今年こそは加藤さんより先にアルバムレビューブログ書くぞ〜〜!!」と意気込んだのも束の間、無慈悲にも*1速攻更新されたライナーノーツ。複数の連載の締切と、つい先日発表された自身の著作が原作となる舞台の脚本執筆を抱えている中でのあの長文更新。白旗。せめて『クローバー』だけでもレビュー書きたいとは思っているんですけどね……いつになることやら……(遠い目)

 

そんな私の元に届いた1件の甘い甘いマシュマロ。

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なにこれ超楽しい。流行にはしっかり乗り遅れるタイプなので「ヒロイン相関図」なるものを知らないでいたのですが()、ちょっと調べてみたらわんさか出たきた。ので、早速やってみた。

 

こんな楽しいことやっちゃったらね。止まらなくなるよね。

ってことで!!!!今回は上記ツイートのいらん背景情報とか知ったこっちゃない過去の出来事とか盛り盛りで徹底的にヒロインぶります。ちなみに私の顔面は新木優子デス。

 

 

 

 

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先輩:小山慶一郎(既婚)

営業部の不動のエースで売上はいつもトップクラス。仕事が早い上に丁寧でコミュ力も抜群なため社内外問わず信頼を寄せられていて、人望がある。

そんな小山さんにも、秘密がある。そう、私という秘密が。

何がきっかけだったのか、今となってはもうよく覚えていない。ある日の仕事帰りにたまたま立ち寄ったBARに小山さんがいて、しばらく楽しく話をしていただけのはずだったのに、小山さんが放つ色っぽく危うげな雰囲気に惹かれて、関係を持ってしまった。それが全ての始まりだった。

気がついたら、もう何年もこんな関係を続けてしまっている。小山さんはずるい。飲み会では幸せそうに奥さんとの惚気話を語るくせに、私と一緒にいる時には必ず結婚指輪を外す。そしていつも夜が明ける前に、奥さんの待つ家に涼しい顔で帰っていく。いい加減断ち切らなきゃ、このままじゃ誰も幸せにならない、そう頭ではわかっているものの、私が完全に突き放せないのを分かっていて「どうせ俺から離れられないくせに。」なんて囁かれると、どうも弱い。理屈じゃなく、どうしようもなく好きな人。

 

 

同期:加藤シゲアキ

入社当時からの腐れ縁で私の良き理解者。無駄に顔は良いし仕事もそつなくこなすのになぜかモテない。なかなかのハイペースで2人で飲みに行くけどマジで何もない。

ある時から小山先輩と良からぬ関係にあることを勘付いていて「小山先輩も小山先輩だけど、お前もしっかりしろよ。本当にそんなんでいいわけ?」「もう無茶できる年齢でもないんだから、いい加減落ち着けよ」などと正論を吐いてくる。何も言えねぇ。

つい最近2人で飲みに行った時「小山さん、子供出来たんだって…そろそろ潮時かなぁ…」そうぽつりと呟いたら「なに馬鹿なこと言ってんの。もうとっくに、ずっと潮時だったじゃん。」って言われてちょっと泣いた。すすり泣く私を横目に「…俺だったらそんな顔させないのに。そろそろ本格的に俺の出番でしょ。俺を選べよ。」なんて柄にもないこと言い出したから「そんな顔って…!シゲアキみたいに無駄に整った顔してなくて悪かったね!」つって全力で茶化しちゃった。いつもと違って「無駄にってなんだよ。笑」と力なくツッコんだシゲアキのちょっと切なそうなあんな顔、初めて見た。そんなことがあってから若干気まずい。

小山さんとのことをちゃんと終わらせて、改めてシゲアキと向き合いたいと思ってる。まぁ要するに付き合う。

 

 

後輩:神宮寺勇太

新卒入社3年目の直属の後輩。入社当初はどことなくいつも不安げで心配だったけれど、今となってはすっかり大人の顔して働いてるし、先輩として後輩にアドバイスなんかしちゃってりしてるから頼もしい。成長が著しい。「私の指導が良かったのかな〜(笑)」とか言ってからかうと「そう…かもしれないですけど!自分で言います!?」ってマジレスしてくる真面目なところが超可愛い。

飲み会で「神宮寺くんの10年後の顔、絶対タイプなんだよね〜!」って言ったら「今じゃだめなんですか?」なんて、真剣な顔して返されるから不覚にもときめいた。シンプルに顔が好きなんよ。節操なしですまん。

 

 

後輩:小瀧望

2年前に中途で入社してきた広報部の若手No.1エース。やたら顔とスタイルが良く、会社の創立100周年を記念して発行される総合案内パンフレットに起用したモデルかと思ったら、まさかの中途社員採用枠で社内がざわついた。"うちの会社の男性陣は顔採用"という都市伝説に王手をかけた男。

なぜかは知らんが異常に懐かれていて、事あるごとに「〇〇さん!お疲れッス!今日飲みに行きません!?」って誘ってくるから、日々女性社員の鋭い視線と戦う羽目になる。

そんなこんなで女性社員人気No.1の称号を欲しいままにしているくせに、なぜか彼女は作らない。理由を聞いたら「だって俺には〇〇さんがいるじゃないですかぁ〜いつになったら俺のこと見てくれるん?」とか言ってくる調子の良いヤツ。頼むからそんな大声で話さないでくれ。今日も元気に周囲の女性社員の視線が痛いんだぞ知ってんのか?そしてその顔で距離詰めてくんな。自分の顔が良いことわかってやってる確信犯。

 

 

サークルの先輩:二宮和也

大学時代に所属していたオーランサークルの先輩。本人はサークルには全然乗り気じゃなかったけれど、伝説と語り継がれているサークル長であった国分太一先輩と仲が良く、運動神経抜群で何でも器用にこなすオールラウンダーなため、ちょくちょく(無理矢理)招集されてた。

ある日の飲み会で酔っぱらった(サークル内でも女の子人気TOPの)菊池風磨先輩に絡まれた時、軽くあしらって飲み勝ったら、その様子を斜め前で見ていた二宮先輩に「変なやつだな。笑」って笑われたんだよね。仲良くなったのはあれがきっかけだった気がする。

それからはサークルの飲み会以外でも会うようになって、好きになってしまうのにそう時間はかからなかった。だけどある日、大事にしていると噂の彼女さんと歩いてる、今まで見たことのない穏やかで優しい顔して笑ってる二宮先輩を偶然見かけて「これは敵わないなぁ」と思って、恋心はそっとしまったんだっけ。

社会人になってしばらく経った今でも、なんだかんだ連絡を取り合ってはたまに飲みに行く。全然見た目の変わらない二宮先輩を笑って「先輩はほんと歳取らないですよね〜あの頃と全然変わらない」って言ったら「まぁ俺は元がいいから(笑) お前は綺麗になったな。」なんて、さらっとぶっ込んでくるもんだから心臓に悪い。こういうところが好きだった。大学時代に見かけた、例の彼女と近々結婚するらしい。ぴえん。

 

 

元バイト先の同僚:松村北斗

大学の時にバイトしてたブックカフェの同僚。好きな本が一緒だったことから意気投合し、なんだかんだで未だに仲が良い。バイト時代、松村目当てで来店する女性客の相手を任されていたことを負い目に感じているのか、ぶつぶつ文句言いながらもめんどくさい私の相手をしてくれる。

バイト時代からよく店長や先輩達に「2人ってお似合いだよね〜」と言われ、わりとマジでくっつけられそうだったのに「そうっすかね?俺はこんなめんどくさい女御免ですけど。」と一蹴された過去がある。まぁ別にいいんですけど!私には二宮先輩がいたし!完全に片想いだったけど!たぶんだけど女として見られてない。

冷静で客観的に物事見るタイプだから、明確な答えが欲しい時に飲みに誘ってよく相談する。小山先輩とのアブナイ関係やシゲアキとの微妙な距離感のことについて相談すると「なんでいつもそうなる訳?ちゃんと幸せになる努力をしないといつまで経ってもそのまんまなの、わかってる?」「ていうかその加藤さん?にも失礼じゃん。都合良く振り回しすぎ。もういい年した大人なんだからきちんとけじめつけなよ。」とかなんとか言われて大抵怒られる。いやごもっともだわ。

 

 

元カレ:相葉雅紀

私の青春の全てだった人。今までの人生で1番純粋に好きだった人。高校1年生の秋から大学1年の夏まで付き合ってた。「なんで別れちゃったんだろうなぁ〜何がいけなかったのかなぁ〜本当に好きだったのになぁ〜〜」ってたまに後悔して、しこたま飲んでシゲアキにダル絡みする。「いや俺に言われても(笑) そんで?方向性真逆の不倫に走ったと?ほんとお前わけわかんねぇわ(笑)」とかなんとかデリカシーのないこと言ってくるけど、なんだかんだいつも話聞いてくれるのがシゲアキ。安定と信頼のシゲアキ。

相葉くんとの思い出は全部きらきらしていて、時々思い返しては「私にもこんな恋愛が出来たんだな」ってちょっと切なくなる。少しでも一緒にいたくて遠回りして帰った放課後の帰り道とか、みんなには内緒で交換していた制服のネクタイとか、修学旅行の時にこっそり2人で抜け出したのを先生に見つかって怒られたりとか。バスケ部だった相葉くんが朝練終わったあとに食べるお弁当を作るために、早起きしたりとかもしてたな。

この間、同窓会ぶりにばったり街中で再会して「あれ?〇〇ちゃんじゃん!うわ〜超久しぶりだね!元気にしてた?」って、あの頃と変わらぬ笑顔で話しかけてくれて、そういうところがとっても好きだったんだよなぁとなんだかしみじみしてしまった。相葉くんの笑顔は、可愛くなれる特別な魔法を私にかけてくれたから。

「また同窓会でね〜!」と言いながら家族の元に走っていく、相葉くんによく似た小さい女の子と奥さんと手を繋いで買い物袋を下げて幸せそうに歩く後ろ姿を見て、ちょっぴり泣いたのは内緒。でもシゲアキには言う。「今さらノスタルジーに浸ってやんの(笑) こっわ(笑)」うるせぇ。

 

 

幼馴染:重岡大毅

物心つく前から隣の家に住んでる超ベタな幼馴染。初恋の女の子にしばらくぞっこんだったことも、サッカー部の引退試合の後、近所の公園でこっそり泣いてたことも、全部知ってる。お互いがお互いを知りすぎてるせいで「こいつとはそういう感じじゃないな」という共通認識がある。親にも友達にも散々「付き合っちゃえよ〜⭐︎」ってからかわれてきたけどね。今は会社の後輩だというちっこくて可愛い女の子に告白されて悶々と悩んでる。社会人になってから何気にモテてるのが面白くないし「うわ〜マジでどないしよ〜」つって頭抱えてるダイキが愉快だから特に何も言わない。悩め悩め。

ダイキは否定も肯定もしない。小山先輩とのことも知ってるけど「お前が笑っていられるならそれでええんちゃう?」と核心をついてくるからこいつは侮れない。一見何も考えてないように見えるし、いつもへらへら笑ってふざけてるような印象を持たれがちだけど、実は色々考えて振る舞ってるの、私は知ってる。本当はすごく優しいことも、知ってる。

いつも当たり前のようにそばにいてくれて、私が元気ない時には代わりにあの満開の笑顔で笑ってくれる、そんなダイキが隣にいない人生は考えられないけれど、ダイキもいつかは結婚するんだもんなぁとか最近考えてる。ダイキの結婚式は間違いなく誰よりも号泣する自信があるし、ダイキの子供は私の子供だと思って超可愛がる。どうか私の分まで幸せになってくれ。「おい!諦めたらそこで試合終了やぞ!」

 

 

特別出演:松岡昌宏

お母さんの兄ちゃん。つまりは叔父さん。で、初恋の人。

漢気に溢れる豪快に笑う人で、高校生くらいまでは会う度に「でっかくなったなぁ〜!昔はポケットに入るくらいちっちゃかったのになぁ〜!」なんて言われて、頭よしよししてくれるのがすっごく落ち着けた。この間のお正月に会った時には「あーあーすっかり大人の女性になっちゃって。つまんねぇのなんの。(笑)」ってからかわれたから「そういう叔父さんは最近どうなの」って聞いたら、少し寂しそうな目をして日本酒を流し込む姿に人生を感じた。

詳しい事情は知らないけれど、忘れられない人がいるとかで独身貴族を貫いている。すごくモテるのに。大人になった今でもお年玉をくれる貴重な大人。

 

友情出演:あさこさん(仮)

親友。私が小山先輩との関係を断ち切れずにいるのをちゃんと叱ってくれる貴重な同性の友達。口ぐせは「あんたねぇ!そんなんで幸せになれるとおもってんの!」。小山先輩に直接説教が出来る唯一の人。

私が小山先輩と一緒に過ごす時間がなるべくなくなるよう、めちゃくちゃな高頻度でごはんに誘ってくれるし、小山先輩に子供が出来たらしい最近は、ついに連絡先を消すように促された。私が小山先輩との関係をちゃんと終わらせて、シゲアキと新しく始めようとしていることを温かく見守ってくれる人。実は松岡叔父さんに優しく振られた過去を持つ。絶対に絶対に幸せになってほしい人。とりあえず重岡の友人あたりを紹介しようかと思ってる。大好きな人。

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あ〜〜〜〜楽しかった!!!!!(私が)  来世ではこんなヒロインになれますように!!!!

 

 

*1:嘘です毎年楽しみにしてます忙しい中いつもありがとうね!

10年越しのラブレター。

シゲくん。

今日はね、シゲくんへの想いを改めて言葉にしてみようかな〜って思ってるんだけど…聞いてくれる?ちょっと、いやだいぶ恥ずかしいんだけどね?たまにはそういうのもいいかなって。最近忙しいことを言い訳にしてちゃんと言葉にする機会も少なくなっちゃってたし…。そんな訳だから、私が最近ふと思ったこと聞いてもらってもいいかな?まぁ嫌だと言われたところで話すんだけど(笑) 笑わないで聞いてね。

 

最近ね、もう10年以上NEWSのことを応援してるお友達の家に泊まりに行ったんだけど、その時にシゲくんが出てた昔の番組を丁寧にダビングされてるのをいくつか見せてもらったの。まだ22〜23歳くらいの、私が好きになったばかりのシゲくんがそこにいてね。当時ダビングという画期的な術を知らなかった私は録画しても消しちゃってたから、動いてる10年前のシゲくんを見たのは本当に10年振りくらいだったんだけど。ごめんね、言葉を選ばないで正直に言うと「うわ〜嫌いだな」って思ったの。めちゃくちゃプライド高そうで、終始スカしてて、そのせいなのかバラエティ番組なのに笑いも取りにいかなくてスンてしててつまらなくて、だからキャラクターも中途半端で、鼻で笑うような表情も垣間見えて、なんとなく顔つきもキツくて…ってごめん、決して罵倒したい訳じゃないんだけど(笑)

 

シゲくん自身もあの頃の自分のことは「性格悪かった」「スタッフさんにも扱いづらいと思われていた」「あの頃の自分嫌いなんです」って言ってたよね(笑) あれは確か…24時間TVの番宣で出たしゃべくり7の時だったかな?え?よく覚えてるねって?そりゃ覚えてるよ。大好きなシゲくんのことだもん。自分でもほんと馬鹿だな〜って思うけど、シゲくんが言ってた言葉やしてた行動は全部覚えてるし、そのひとつひとつに一喜一憂してたりするんだから(笑) 単純でしょ私って(笑) でもね、それくらいシゲくんのことが好きで好きでたまらないみたい。ほんと、おかしいくらい。 

 

そんなことがあったから昔の雑誌を読み返してみたりもしたけど、なんか今のシゲくんが紡ぐ言葉と雰囲気が全然違うな〜って思って。昔のLIVE DVDを見たりもしたけど、パフォーマンスにもなんとなく妙な力が入ってるように見えて、何をするのにも不器用で。"アイドル"としての立ち振る舞いが今のシゲくんと印象が全然違うように見えるのは、ただ「若いから」っていう理由だけじゃないような気がして。

 

でも10年前の私は、そんなシゲくんを好きになったの。そんなシゲくんだから好きになったの。シゲくんのことだから、きっと「変わってるね笑」って優しく笑うんでしょう?知ってるよ、そんなところも好きだから。

 

なんかね、そう考えたら不思議だなぁって思って。今の私が10年前のシゲくんを見つけても好きにならなかったのと同じように、仮に10年前の私が今のシゲくんを見つけたとしても、好きにはならなかったのかもしれないなって。あの時出会うべくして出会っていたんだなぁと思うと、なんだか感慨深いものがあると思わない?

私はこの約10年間、ずっとシゲくんのことが好きだけど、自分でも気がつかないうちに、その"好き"は少しずつ色や形を変えていたのかもしれないね。

 

こんなに人のことを深く、なんの混じり気もなくまっすぐに好きだと思ったことないし、ましてや同じ人を10年間も好きでいられたことなんてないから、自分でも自分の気持ちの行く先が分からなくなる時があって、ちょっぴりこわくなったりもするんだけど。でも幸せなの。すごく幸せ。しかもね、どんどんこの気持ちは大きくなるばかりで、好きの果てが見えないの。昨日よりも今日、今日よりも明日のシゲくんが好き。日々好きが更新されて、好きだなぁって思うだけで優しくなれる気がするし、毎日頑張れるし、強くなれるような気がするし、どんなにつまらない日だってキラキラして輝いて見えるの。シゲくんのおかげで毎日が楽しいの。そうやってこの10年あまりを過ごしてきたんだよ。

 

 

……もう、笑わないでって言ったのに。絶対いま心の中で笑ってるでしょ?自分でも相当恥ずかしいこと言ってる自覚はあるから、むしろ笑ってくれた方が気が楽かも。

 

恥ずかしいついでに言っちゃうけどね。

今日も明日も、たぶんきっとこれからも、私はシゲくんのことが大好きだよ。

おしまい。

 

 

 

自担が1人増えたかもしれない話。

 

はい、そうです、お相手はジャニーズWEST重岡大毅くんです。(恋はいつでもハリケーン)

 

私を昔から知ってくださっている方はもしかしたらご存知かな〜とは思うのですが、数年前からジャニーズWEST沼にどっぷり浸かっておりまして。その話は以前ブログにも綴ったんですけれども。

嵐担でありNEWS担のオタクがWESTくんに恋をした。 - 頼りない夜に一つの光を

 

あれから約2年、WESTに出会う前の時間を埋めるように、過去のLIVE DVDを買ってみたり、嵐やNEWSのために買っていた雑誌を読み漁ってみたり、カントー地方で追える限りの番組を見てみたり。そんな風に少しずつWESTのことを知って、知れば知るほどもっともっとWESTのことが好きになって。そうして直面した大問題がひとつ。7人全員が好きすぎて自担が定まらねぇ。

 

いや〜〜〜〜ほんッッッッとびっくりするくらいみーんなそれぞれ魅力的なもんだからさ????全然自担が決まんない訳ですよ。もはや箱推しでいくしかないのでは?と何度も自問自答したのですが、(9割8分金銭的な面で)身を滅ぼしかねないと思ったので、「小瀧くんの顔が好き」という全方向からフルボッコにされそうな単純すぎる理由から、主に小瀧くんの活動を重点的に追って、LIVE DVDを見る時も小瀧くんを中心に見ていました!!!!(加藤さんとお顔の系統似てるんだもん許して…)

 

そんな曖昧な理由で小瀧くんを自担(仮)として応援していたある日、まぁわかりやすく出会うんですよね。宇宙を駆けるよだか』に。配信されてすぐに見た1回目はわりとさらっと見れたはずなのに、ついこの間2回目を見たらなんか…なんか全然だめだった。(語彙力の欠如)  その時の私の狂ったツイートがこちらです。

 

そもそも『溺れるナイフ』を2回映画館に観に行ってる時点で気付けよってハナシなんですけど、すっかり重岡くんの演技に心を奪われてしまって、これは…やばい…と頭を抱えていたものの。「いやいやでもあの重岡だよ!?そんな訳なくない!?重岡への気持ち認めるの悔しい!」的な、どこぞの少女漫画の兄妹みたいに育ってきたはずの幼馴染みへの恋心を自覚しちゃった可愛くないヒロイン(伝われ)のような、素直に認められないわたし、みたいな自分がいて。なんでですかね、重岡くんの国民的幼馴染み感が私をそうさせたんですかね。いやもうそういうことじゃん!!いい加減素直になろうよ自分!!と思いつつも「自担は重岡大毅です!」と声高に叫ぶにはまだ早い…という謎の葛藤に悩まされる時期があり。(最高にめんどくさい)

 

それより少し前、『これは経費で落ちません!』というオタク界隈を賑わせていた神ドラマが放送されていたのですが、1話を撮り逃してしまったことに加え、仕事が忙しすぎてドラマを見る時間がろくに取れず、『ボイス 110緊急司令室』を追いかけるのに精一杯、みたいな日々が続いてまして。毎週水曜日、仕事終わりに開くTwitterには「太陽くん…」というオタクの屍ツイートがTLに転がっていて、「なぜ私はこのドラマを見ていないんだ…」と散々後悔をしたのですが、例のツイートをした後は「逆に見ていなくてよかったのかもしれない!これ以上重岡大毅にハマるのこわい!」なーんて天邪鬼なことを思っていたのですよ。それなのに、年明けすぐに事件は起こった。

『これは経費で落ちません!』一挙再放送のお知らせ

なんと…これは………(頭を抱える絵文字) そうか、これはオタクの神様の思し召しか…ありがたや…などと天を拝みながら速攻全話録画しました。そして夜な夜な全話視聴しました。うん、まぁね。そしたらそうなるよね。自然の理だよね。私、太陽くんが好き!!!!

 

そう自覚してしまってからは、もう私は重岡大毅が好きなのか山田太陽が好きなのか火賀俊平が好きなのかはたまた大友勝利が好きなのか、混乱の一途を極めることになるんですけども。その結果「私が好きなのは山田太陽であって火賀俊平であって大友勝利であって重岡大毅ではない。」などという最高に拗らせた自論を、これまた重岡大毅に狂わされている桐山担と交わすことになるんですけども。(類は友を呼ぶ)

 

さっさと重岡くんへの気持ちを認めればいいのに、とっくに沼に両足をとられているはずなのに、なぜか必死に抵抗して「違う!私が好きなのは(以下略)」なーんていう茶番を繰り返していたのですが。つい先日、類友な桐山担とWESTのLIVE DVD観賞会をした帰り道「あぁ…やっぱりだめだ…私は山田太陽でも火賀俊平でも大友勝利でもなくて、アイドル"重岡大毅"が好きなんだ…」と、ついに白旗をあげることになりました。もう降参です。私は重岡くんが好き。

 

帰宅早々、これまたジャニオタな母に「私、やっとWESTの自担が決まったかもしれない…重岡くんが好きだわ…」と報告をしたところ「なんで!?今までの男(=自担)とタイプ180度違くない!?」と言われました。だよね!!!!私もそう思う!!!!←

今までの自担もとい二宮和也加藤シゲアキ、この2人の共通点を挙げようとすると結構な数が見つかるかな〜と思います。色んな面で似てると思う。特記すべきは、そこはかとなく漂う圧倒的"陰"のオーラ。(ひどい)  そこに名を連ねる重岡大毅違和感。この上ない違和感。

 

私は人を好きになる気持ちに理屈も最もらしい理由もいらないと思っているので、自担を同じ枠でくくりたい訳じゃないんですけど、重岡大毅という人を自担に選んだことが自分でも意外すぎてちょっとびっくりして、戸惑ってたりします。重岡くんのパブリックイメージって「明るい」とか「笑顔」とか「センター」とか、そういう"陽"なワードがたくさん並ぶと思うんです。私はそういう人を自担として応援することはたぶんないと思っていたので、新しい自分発見的な、そんなわくわく感をいま体験しているのも事実です。

 

でも、なんだろう、重岡くんってただ根っから「明るい」んじゃないような気がしていて。新米オタクな私が何言ってるんだよっていう石が飛んでくることは覚悟の上なんですが、重岡くんは「ボクはキミの陽だまりになる」*1ことを選んだ人のような気がしていて。感じた痛みや苦しさ、葛藤や後悔をぜーんぶ飲み込んで満開のあの笑顔に変えてきたんだろうなって。そんな風に思ってしまうんです。ジャニーズWESTの精神的センターでありたい」と語る重岡くんの様々な表情を私はまだ全然知らないのだけれど、重岡くんのあの笑顔の裏に隠された思いなんてオタクが知らなくて良い部分なのかもしれないし知る由なんてないのかもしれないけれど、重岡くんが精神的にも物理的にもジャニーズWESTの"センター"として常に笑顔でいる確固たる信念や理由みたいなものに、無意識のうちに惹かれていたのかもしれないな、なんて思ったりします。

 

わたし、重岡くんが作詞を担当した『乗り越しラブストーリー』そして作詞作曲を担当した『間違っちゃいない』が好きで好きでたまらなくて。知らないな、聞いたことないな、っていうNEWS担の方には1度でいいのでぜひ聞いてみてほしいのですが。とりあえず歌詞を見てほしい…!『間違っちゃいない』はちょっぴり心が弱っている時に聞くと泣けてしまうので要注意です。(全力で褒めてる)

桐山照史・重岡大毅(ジャニーズWEST) 乗り越しラブストーリー 歌詞 - 歌ネット

重岡大毅・濵田崇裕・神山智洋(ジャニーズWEST) 間違っちゃいない 歌詞 - 歌ネット

 

重岡くんは、"どうにもならない切なさ"や"思いのままに生きられないもどかしさ"みたいなものをちゃんと知っていて、その上で遠くから『君』の幸せを願える人で、その上で『間違ってもいい』と背中を押してくれる人なんだなって。重岡くんは誰もが抱える心の影を明るく優しく照らしてくれる、やっぱり太陽みたいな人だなぁと思うと、心がぽかぽかと温かくなって幸せな気持ちになります。

でもそうやってオタクな私が「太陽みたい」と表現することで重岡くんに何かを背負わせてしまうんじゃないか、そんなこと重岡くんは望んでいないんじゃないか、なんて思ったりもするんですけど、「何小難しいこと言ってるん!(笑) ごちゃごちゃ考えんでええから黙って俺らについてこい!」ってあの笑顔で笑い飛ばして、全力で手を引いてくれそうな重岡くんがやっぱり私は好きだなぁと思います。

 

 

足りない頭で色々ぐるぐる考えたんですけど、結局のところ、今の私の心情はシンプルに「この気持ちはなんだ 君が好きなんだ」*2ということみたい。

 

重岡大毅くん、これからどうぞよろしくね。

 

 

*1:ジャニーズWEST『ボクら』重岡くんパートより

*2:NEWS『HIGHER GROUND』の奇しくも加藤さんパート

変わらないもの、変わってゆくもの。

私ゴトではございますが!!!!

この度、加藤シゲアキというアイドルを好きになって、今年で10年という月日が流れました〜〜〜!!!!ハマりやすく熱しやすいタイプのこの私が!!!!同じ人を10年間も好きでいられたなんてすごい!!!!奇跡!!!!って思ったんですけど、改めて振り返ってみると、私の気持ちがどうこうという問題じゃなくて、ずっと好きでいさせてくれた、ずっと応援したいと思わせてくれた、加藤さんがすごいんだなってことに気がつきました。

こんなこと言うとめちゃくちゃ盲目でとってもイタイ感じに聞こえますが、それは「加藤さんが完璧なアイドルだから」ではなくて、「加藤さんの魅力が私を離してくれなかったから」なんだと思います。私にとって加藤さんは昔も今もSUPERSTARじゃないし、ヒーローでもないのだけれど、ずっと特別で、ずっと大好きな人でした。この10年間、ずっと同じ熱量で好きでいられたかと問われたら、もしかしたらためらいなく「はい」と言い切れない部分もあるかもしれないし、自身が置かれていた環境が要因で熱量に差があった時も否めないかもしれないけれど、その "熱" が冷めてしまったことは一度だってなかったように思います。今も昔もずーっと加藤さんが好き。その気持ちだけはずっと変わらないし、きっとそれはこれからも変わらないんだろうなぁと。未来のことなんて誰にもわからないし、自分の気持ちの変化でさえ予想もつかないんだけれど、それだけは確信にも似た予感みたいなものがずっとあって。そう思い続けていたら、いつのまにか10年という月日が流れていました。

 

なんでこんなにずっと加藤さんのことが好きなんだろうな〜とふと考えてみると、それは加藤さんが「常に変わり続ける人」だからなんじゃないかなと思いました。だから目が離せないし、その変化をずっと追っていきたいと思う。もちろん変わらない部分だってたくさんあるし、その変わらない部分にこそ好きが詰め込まれていたりするんだけれど、変わらない加藤さんと変わりゆく加藤さん、そのふたつが同居する「加藤シゲアキ」というアイドルがとても興味深くて、面白くて、素敵だなと思えて。見てて飽きないどころか、全く飽きさせてくれないんですよね。はぁ〜困った困った。

 

この10年間私なりに加藤さんをずっと追いかけてきて、「加藤さん変わったな〜」と思う瞬間は本当にたくさんあって。例えば、昔の加藤さんは「好き」と伝えたら「なんで?」とその愛を疑って納得できる理由なしには信じない、みたいなそういう捻くれたところが好きだったけれど、今の加藤さんは「好き」と伝えたら「…ありがとう(照)」と素直に受け取ってくれるような気がして。愛されたがりのくせに愛され方がわからなかった加藤さんが今、ライブで「みんな俺のこと本当に好きね?(笑)」みたいな、優しい甘い顔して笑っているのを見て「加藤さん本当に変わったな〜」なんて思ったりします。人から向けられる好意だったり、時には評価だったりを、昔よりだいぶ素直に信じてくれるようになった気がします。それは、自分にそれだけの価値があることを、それだけの魅力があることを、やっとわかってくれたからなんじゃないかな、なんて勝手に思ったりもします。

たぶん、加藤さんはずっと、理由探しの旅をしていて。「NEWSでいていい理由」「必要とされる理由」「愛されてもいい理由」を探し続けてきて、ここ何年かでやっと自分でも納得のいく理由が見つかったんじゃないかな。私がだいすきでたまらない加藤シゲアキを、加藤シゲアキ自身も愛してくれるようになったような気がします。そしてまた次の旅路を走り続ける加藤さんの行く先がどこに向かっているのかは、今はまだ知る由もないのだけれど、やがて辿り着く先がどうか明るいものでありますようにと願わずにはいられません。

 

そうやって確固たる理由を探し続け、その理由を自らの力で築き上げてきた加藤さんは、本当にいい歳のとり方をしているなぁと思います。最近Twitterで散々そのようなことを呟いたのですが。

昔から老け顔だって散々いじられてるけど、そうでなくともこの数年で1番見た目が変化してるのは加藤さんだと思ってて。でもそれは老けたとかじゃなくて、自信や経験みたいなものが如実に顔に現れるようになって、すごくいい顔して笑うようになったなぁなんて思います。あ、まぁもともと顔がいいんですけど。なんていうか、昔と今では顔つきがぜんぜん違うんですよね。いい歳の取り方してるなぁと常々思ってます。さらに深みや渋みみたいなものも加わり、静なる色気みたいなものも加わり。これからもそうやって歳を重ねていくであろう、30代後半、40代、その先の加藤さんも楽しみだなぁと心から思います。 ー(過去ブログより引用)

少しずつ築いてきた自信も、培った様々な経験も、散々味わった挫折も後悔も、その全てを糧にして自身の血肉としてしまう加藤さんは、自身がこれまで歩んできたアイドル人生を「情けない生き様」と歌うのだけれど、取り繕うことなく弱さを曝け出す勇気と、それを認められるしなやかな強さがある。それがアイドルとして正しいのかはわからないけれど、私はそんな "普通っぽさ" "人間らしさ" が加藤さんの唯一無二の魅力だと、しみじみ思います。

 

これは完全に主観でしかなく、あくまで "今の加藤さんと比べて" というお話なのですが、私が好きになったばかりの頃の加藤さんは、"アイドル" がとても下手だったような印象でした。パフォーマンスは妙に力が入っているように見えるし、なんだか不器用に生きづらそうにしていて、全然素直じゃなくて捻くれてて、「この人なんでアイドルやってるんだろう」と思ってました。たまーにテレビで見かける加藤さんは、顔はいいくせにどこか自信がなさそうで、落ち着かない目線が何度も宙を泳いで、トークやキャラクターもいまいち振り切れなくて、そのくせプライドだけは高そうで顔つきもなんとなくキツくて。雑誌のインタビューを読んでいても、自身の置かれている状況や自分自身にも納得がいってなさそうなのに、それらを打開する"何か"は見つかっていなさそうで。強気な発言をしたかと思ったら、ネガティブな考えで否定して打ち消して。ちぐはぐで、曖昧で、でもそんな妙なアンバランスさが私の目にはとても魅力的に映っていて、気がついたら加藤成亮から目が離せなくなっていました。

 

そうやって加藤さんを好きだと自覚し始めた時、たまたまクラスにいたNEWSファンの子に「加藤くんはなんでいつも端っこにいるの?かっこいいのに。」と聞いたことがあります。歌番組での立ち位置や色んな意味での扱いから、どうしても"NEWSの端っこにいる人"という印象が強かったから。私の問いに対して、彼女から「え〜だってシゲだもん(笑)」と半笑いで言われたのは今でもすごくよく覚えています。当時は自分で自由に使える携帯なんて持っていなくて、もちろんTwitterなんて全然身近なものではなかったし、その存在すら知らなかったかもしれない。今よりもっともっと狭い世界で生きていた私にとっては、その彼女の意見が世間の声として聞こえてしまって、勝手に憤慨して勝手に落ち込んで、すごくショックを受けてる自分に少しびっくりして。そこで初めて「あ、私そんなに加藤くんのことが好きなんだ」と気がつきました。

 

まだ今よりずっとずっと子供だった私は、そこからは意地のようにムキになって加藤さんを追いかけました。自分の好きな人が認められないことが悔しくて、やっとドラマ主演が決まったと喜んだのも束の間、主題歌はシングル化されなかったりして。なんで、どうして、とどこかやりきれない思いを抱えてていながら、でもどうしたらいいのかわからなくて。

それが今となっては、コンスタントにドラマに出演し、その主題歌やオープニング曲をシングルとしてグループにもたらす加藤さんを見ていると、なんだか感慨深いものがあります。加藤さんはもう"端っこ"じゃない。例え端っこだと言われようとも、それはただの端っこじゃなくて、全てを支える"両輪"であり、そして時には"真ん中"であり先陣を切る"前衛"なんだと、この数年の加藤さんを見ているとそんな風に思います。「自分が目立たないことで人が輝けばいい」と語っていた加藤さんが、「自分から陽を浴びにいかなきゃダメだし、それもなんか楽しいなぁと思えたの。今までそこを楽しくないって思ってる方が楽だったのかもしれない。」と新たな思いを口にして、"影"が自分の居場所だったと語る加藤さんが眩い"光"を浴び始めて。そうやって成功体験を積み重ねて、確かな自信をつけてどんどん魅力的になっていく加藤さんをこれまでたくさん見てきた今、その背中はすっかり逞しく、頼もしいとすら感じます。

 

そんな最近の加藤さんを見ていると、生きるのが楽しそうだな、なんて思います。"アイドル加藤シゲアキ"としての輪郭がはっきりしてきたというか。自分に何が求められていて、何が期待されているのかをきちんと理解した上で、そこに応えられるだけの魅力や実力が伴っていることを、様々な体験からやっと実感して自信を持ってくれていて、自分に出来ることを最大限発揮して"アイドル" に還元してくれているというか。何かを掴み始めたような加藤さんを見て、きっと今"アイドル"が楽しいんだろうな〜以前にも増して楽しそうだもんな〜嬉しいな〜なんてこの数年は思っていたのですが、今年の初めに放送されたRIDE ON TIMEではその思いをはっきりと口にしてくれて。「アイドルの仕事は楽しい?」という質問に対して、加藤さんは言葉で答えるよりも前に、まるで「愚問だね」とでも言うようにフッと笑っていて。それは、無意識のうちについ表情に出てしまったように見えて、どこにも嘘がなくて素直にそれを信じられました。さらに「好きじゃなきゃ出来ないよ」とまでダメ押しをしてくれて。そっか〜加藤さんは"アイドル"が楽しいんだ、"アイドル"が好きなんだ、と改めて実感出来たのがとても幸せでとても嬉しかったのと同時に、晴れやかな表情でそう語る加藤さんは、昔の加藤さんとは全く重ならなくて。昔の加藤さんが「アイドルの仕事は楽しい?」と聞かれたら、ちょっと考えたと思う(笑) 「うーん、そうっすねぇ」から始まり、それっぽい小難しいことを並べるような気がする。(ひどい)

 

その言葉通り、ライブでの立ち振る舞いも本当に変わったな〜と思うこともたくさんあります。かっこいい曲ではしっかりかっこつけてくれたり、かわいい曲ではしっかりかわいこぶってくれたりして、「どうせ俺なんかがやっても」と卑屈に考えていたかもしれない、なんとなくやらされてる感を感じさせるビジネス臭みたいなものや照れが一切見えなくて、あくまで自分の意思で進んでそう振る舞っているように見えたり。また、放っておくと隙あらばすぐ自分の見せ場をつくっては、歓声が沸いた仕草や表情に関しては、味をしめて毎公演同じパフォーマンスをしてきたりと、"アイドル"を手放しで心から楽しんでいるような気がして、たまらない気持ちになります。

 

そんな加藤さん、去年の下半期あたりからまたちょっと変わったような気がしていて。以前までは、下記のように感じていた部分も少なからずあったと思うのですが、最近の加藤さんは色んな面で余裕が見えて、どこかゆったりと、どっしりと構えているように見えます。

「求められること」が当たり前じゃなかった人だからなのかもしれないけど、加藤さんはなんでもかんでも気負いすぎじゃない?って思うことが多々あるんだよね…なんか見ててちょっと辛い時がたまにある。余裕がなくなっちゃう感じ。そういうところが好きだったりもするけど。

「ゼロ 一獲千金ゲーム」というゴールデンタイムの主演ドラマをやりきったからなのか、NEWS15周年という節目を迎えて何か思うところがあったのか、その要因はただの1ファンである私には図りかねるし、そう見えていること自体私の錯覚なのかもしれないけれど。またひとつ何かを乗り越えて変わりゆく加藤さんは、昔とは違って「応援したい人」から「応援させてくれる人」になったのかもしれない。その関係性に特に変わりはないし、距離感だって変わることはないのだけれど。「加藤成亮」を好きだった年月より「加藤シゲアキ」を好きな年月の方が長くなって、どちらも大好きな加藤さんであることには変わりないはずなのに、上手にイコールで結びつかないのは、きっとそういうところも関係しているのかもしれないな〜なんて思ったりもします。

 

 

 

 

………つらつらとまとまりのない、ただひたすら加藤さんへの想いを羅列したブログになってしまった…(笑) うーん結局何が言いたかったのか迷子になってしまったし、なんでもわかってる風な論調になってしまったのもいけ好かないし、結果まだまだ全然書き足りないな!という不時着っぷりが凄まじいのですが!!!!(笑) 想いの丈を全て綴ろうとすると、源氏物語もびっくりな大長編になってしまう予感しかないので、このへんで止めておきます。

 

 

加藤シゲアキさん、10年間ありがとう。

11年目もよろしくね。ずっと、ずっとだいすきだよ。

 

 

あなたの好きなところ。

加藤シゲアキさん、32歳のお誕生日おめでとう〜〜〜〜!!!!!!

 

ってことで、確か結構前に流行った「歳の数だけ好きなところを羅列するブログ」を書きました。どうも、流行にはしっかり乗り遅れるタイプのオタクです!!!!

 

まぁ加藤さんの好きなところなんて古今東西ゲームが死ぬまで終わらねぇんじゃねぇかレベルで永遠に羅列できるから、32コなんて言い足りないにも程があるんですけども。顔とか顔とか顔とか顔とか顔とか顔とかね????(おい) 性格とか考え方とか自身の美に無頓着なところとか雑なところとか(以下略)を挙げだしたらキリがないので、今回はちょっとマニアックなところを攻めようと思います。若干気持ち悪いけど誕生日ってことで許してくれよな!!!!!

 

 

1.むちむちしてるところ

最初にコレ挙げちゃう時点で見事に性癖晒してて超気持ち悪いよね。加藤さんの体って筋肉質って訳でもなく、かといって特別ぽにょってる訳でもなく、絶妙にえっちな体してると思うんだけど、どう思います?????(巻き込むな)

 

 

 

2.丸みのある広い背中

あまり骨ばってなくて柔らかそうで抱きつきたくなる優しい背中してる加藤さんが大好き〜〜〜〜!!!!

加藤さんがリアコと呼ばれる理由はあの背中に詰まってると言っても過言ではないと思う。(※過言です)

 

 

3.骨格がちゃんと男なところ

お顔が小さいからそう見えるっていうのはあると思うんだけど、肩幅しっかりしてるし意外と胸元分厚いし、なんかもう…恋………。

あなたのこと好きになってもいいですか?(BGM:渚のお姉サマー)

 

 

4.なのに腹筋は絶対に割れないところ

小山さんのように男らしい太さのある腕であるわけでもなく、増田さんのように雄々しい体をしているわけでもなく、手越さんのように逞しい太ももをしているわけでもないけど、程よく筋肉がついてて程よく鍛えられている加藤さんの体。

 

それなのにどんなに頑張っても腹筋だけは割れず、つるっとしてるの超可愛くない????それを増田さんに指摘されちゃうのも含めて超愛おしくない????

時期によっては惜しい時もあるんだけど(ex.コヤシゲ夜会出演時のサウナに入ってる加藤さん)、基本的に加藤さんの腹筋はつるっとしてて可愛い。美味しそう。

 

 

5.お口のキャパを超える豪快な食べ方

「それどう考えても入れすぎじゃねぇ??」っていうくらい豪快に頬張って倍速でもぐもぐする加藤さん超推せる。超かわいい。いっぱい食べる君が好き〜おおきなひとくち〜〜〜🎵

頬張りすぎてごっくん飲み込んでからしかコメントできないっていう、それタレントとしてはどうなのっていう珍現象が起きることもしばしば。愛しさしかないね????(圧倒的贔屓目)

 

 

6.高頻度で口元を汚すところ

そして結果口元を豪快に汚すというところも含めて最高。「もう〜しょうがないな〜」と笑いながら拭いて差しあげたい。

宇宙一愛おしい3歳児。

 

 

7.ご飯を食べてる時に麗しいお顔が無防備になるところ

まったくもう、お口いっぱいに頬張ろうとするから〜〜〜!!!!

本当に顔が綺麗な人は自身の美に無頓着だってことは加藤さんが教えてくれた。

 

 

8.そうでなくともお顔が無防備なところ

加藤さんってたまにカメラ忘れてる時あるよね。(ここで思い出される事故画の数々)

加藤さんのお顔がなかなかに無防備な瞬間をたくさん目撃してはその度に写真に収めてるんですけど(どんなマニア)、加藤さんの名誉のためにも私のフォルダの中で完結しておきます。

 

 

9.変態気質なところ

40デニールのタイツの良さについて熱く語っちゃうところとか、伝線したタイツを恥ずかしそうに隠してる夕方くらいのOLさんが良いとか、えっちな夢見る時は大抵電車の中とか舞台観劇中とかそれらしくない場所のことが多いとか、まぁそういう部分からお察しって感じではあるんですけど。髪の毛伸びるの異常に早いんだもん。(本人談) 絶対変態だと思う。

 

 

10.役によって声色がガラリと変わるところ

わたし、加藤さんの声がたまらなく好きでして。あの顔であの低めの特徴的な声はずるくない????好きしかないじゃん????

その特徴的な声が役によって変化するのがたまらなく好きです。正三郎は軽くてやんちゃな声が好きだったし、青山くんは舌ったらずな頼りなさ溢れる声が好きだったし、零は機械的ともとれるくらいの冷静さを含んだ声が好きでした。まぁその中でも関谷くんは至高ですけどね。(ドヤ顔) 普段の加藤さんよりワントーン落とした低めの落ち着いた声(※当社比)を繰り出してくる関谷くんに何度ハートを撃ち抜かれたことか…。3回デートしたらおうちで抱いてくれるらしい関谷くんに誘われたい人生でした!!!!!

 

 

 

11.不器用そうなのに意外と器用な手(妄想含む)

だって!!造形からして不器用そうじゃん!!!???(偏見の塊)

それなのに、料理は出来るしギターは弾けるし大抵のことは(運動以外)なんでも器用にこなすんですよ、この手は。そしてこの手でどんな風に女性に触れるんだろうとか考え始めるとアウトです。とりあえずはよ恋愛モノのドラマか映画やってくれ。

 

 

12.常に深爪気味の指先

ここについて熱く語ると完全アウトだし瀕死の大怪我食らいそうなので何も言いません。なんとなく察してくれ。

 

 

 

わ〜〜〜〜〜えっち!!!!!!!(我慢できなかった)

 

 

13.踊ると途端に妖艶になる指先

これはたぶんシゲ担みんな好きなやつ。最近の楽曲で顕著なのは『SPIRIT』のサビのところの振りとテレ東音楽祭で披露した『チャンカパーナ』における「一人じゃ悲しすぎる夜さ〜」のところの振りです。みんな注目して見てくれよな!!!!

 

 

14.女性に対して幻想を抱いてそうなところ

なんていうか、加藤さんってこのご時世でも電車の中でスマホを弄ることなく、哲学的な本を読んでて華奢な腕時計をしてこれまた華奢なリングを付けて黒髪に近いこげ茶色の柔らかい髪質でゆるくパーマがかかってるロングヘアーが太陽の光に透けて風になびいてる「はーいどうもこんにちは!透明感が歩いてます!」みたいな女性に軽率にときめいてそうじゃん。(偏見の塊)

かと思いきや、魔性の女に心奪われたい願望みたいなのもありそうじゃん。我を忘れるくらい好きになってしまって、めちゃくちゃに振り回されたい的な。新たな自分こんにちは的な。わぁびっくりするぐらいちょうど良さがない。普通の女性一体なんだと思ってんの!!!意外とがっつり女性に夢抱いてるし現実的じゃないよね!!!!みたいなとこがめちゃくちゃ好き。(歪んでるのは自覚してる)

 

 

15.現実主義とロマンチストを行き来するところ

超現実主義かと思いきや意外とロマンチストなところもある加藤さん。「どんな子と付き合いたいとかある?」という質問に対して「俺は今読んでる小説の女の子がすっっっごい良いのよ。」と言い放ち手越さんに「は?」って言われてたり、またある時は『UFO』の「綺麗すぎる嫌いだよ」という歌詞に共感してる旨をやっぱり手越さんに「わかんない」って言われてたりする加藤さん。そういうところが小説家たる所以なのかもしれないな、なんて思ったり。

 

 

16.恋愛話がいつも切ないところ

「自分の恋愛を四字熟語で表すと?」という質問に対して「四面楚歌。」と答えていたり、「恋愛の優先順位度は低い。恋愛精神年齢は70歳くらいだと思う」とか「恋愛における刺激はポジティブなものばかりじゃないから、自分に余裕がない場合は疲れてしまう」とか語ってみたり、楽しい楽しい恋愛クロストークを繰り広げてるはずなのに「そもそもそんなに人を好きにならない」とか言い出し始める加藤さん。

アイドルとしては正しいのかもしれないけれど、そんなことばっかり言う加藤さんにぎゅーって胸が苦しくなります。どうか私の知らないところで幸せな恋愛をしててくれ。

 

 

17.自意識が働く境界線がよく分からないところ

自意識拗らせてるくせに、誰かが乗ってくるかもしれないエレベーターで自撮りはする加藤さん。

エレベーターで自撮りは自意識に入らないんですかぁぁぁ〜〜???っていうバナナはおやつに入りますか〜〜〜???的な疑問は湧くんだけど、総じちゃうと一筋縄ではいかないめんどくさいところが好きってことなんだと思う。(雑)

 

 

18.文字を書くとき机に近くなっちゃうところ

近すぎると目が悪くなっちゃうから姿勢を正して背筋伸ばして机に向かいましょうねって昔先生に言われなかった?????

 

 

19.綺麗なのか汚いのか分からない癖になる字を書くところ(褒めてる)

一筋縄ではいかない癖の強さが「うわ〜〜〜さすが加藤さんの字〜〜〜〜!!!!」って感じがするから好き。(伝われ) 二宮和也といい加藤シゲアキといい、縦に幅取るタイプの字を書く人を好きになりがち。

 

 

20.近しい人に対しては遠慮がないところ

論より証拠。

 

 

21.よく怪我をしてるところ

かなりの高頻度で絆創膏してたり切り傷みたいな跡が残ってたりあざができてたりして生傷が絶えない加藤さん、ドジっ子で可愛い。

 

 

22.男っぽい髪質と肌質

何億回でも言いますけど、加藤さんのお顔は嘘みたいに麗しいのに、一方で髪質とか肌質は綺麗すぎなくて年齢相応の「男」を感じてしまって、そのアンバランスさがたまらんのですよ。はぁ恋。まぁ触れTouchしたことないから知らんけどな!!!!

 

 

23.言葉遣いが荒いところ

小説家という肩書きがありながらも変にかしこまらず気取らず、崩した言葉も多用してるのが非常に萌えますよね好きしかないですよねってお話です!!!!メンバーに対しては基本的に言葉遣い雑だよね。(好き)

 

 

24.生命力が強そうなところ

インフルエンザに1回もかかったことがなかったり、しっかり毛深かったり、マンションのエントランスに落としてしまったものの買ったばかりの瓶入りのソースの味が気になって舐めてみたり、小山さんが風邪引くならゴキブリ素手で潰すと言い放ったりと、生命力が強そうなところがたまらなく好き。 

しかも加藤さんすぐ匂い嗅ぐじゃん????賞味期限切れの食べ物は匂い嗅いでいけそうだったら食べるタイプでしょ????本能で生きてる感じ、すごく好きですね!!!

 

 

25.性善説を信じているところ

基本的に根っこが優しいというか、カズヤ風に言うとおめでたいというか、芯の部分がお人好しすぎて心配になっちゃうこともしばしば。人のことを安易に絶対裏切れないから、誰も見捨てられないし切り捨てることもできない中途半端な優しさが仇となって、結局は誰も救えず自分1人だけ生き延びてしまうバッドエンドを迎える物語の主人公が似合うタイプ。(ひどい) まぁそんなところもたまらなく好きなんですけどね〜〜〜!!!!!困っちゃうな!!!

 

 

26.雑誌の近況報告がリアルなところ

まぁ基本的に私生活が地味なんですよ。(ひどいpart2) 雑誌の近況報告はほぼ自宅での過ごし方のことしか言ってない。たまに「友達と飲んだ」とか「海外に行った!」とか聞くと『おお!』っていう気持ちになる。最近は特にあえて人と会ってないのかな〜って感じるけど、大野さんとは定期的に会合を開いてください。(強火さとシゲ担)

 

 

27.プライベートの見せ方が絶妙なところ

基本的に地味なプライベートを送ってる加藤さんだけど(おい)、釣りの写真とか旅行の写真とかフェスの写真とかはJohnny's Webや雑誌に載せてくれたりするから本当に油断ならない!!!!この前なんてやっとクラウド更新してくれたと思ったら、にっこにこの笑顔でヒラマサ抱えてる写真を突如として載せたりするから死。本当に加藤さんはずるい。

 

 

28.表情や仕草で"歌う"ところ

曲によって歌い方を変えてるのはもちろん、その曲の世界観や感情を、表情や仕草で表現することに長けているなぁと思うんです。表現力の鬼。これだから一瞬たりとも目が離せない。

 

 

29.ちゃんと歳を重ねていくところ

昔から老け顔だって散々いじられてるけど、そうでなくともこの数年で1番見た目が変化してるのは加藤さんだと思ってて。でもそれは老けたとかじゃなくて、自信や経験みたいなものが如実に顔に現れるようになって、すごくいい顔して笑うようになったなぁなんて思います。あ、まぁもともと顔がいいんですけど。なんていうか、昔と今では顔つきがぜんぜん違うんですよね。いい歳の取り方してるなぁと常々思ってます。さらに深みや渋みみたいなものも加わり、静なる色気みたいなものも加わり。これからもそうやって歳を重ねていくであろう、30代後半、40代、その先の加藤さんも楽しみだなぁと心から思います。

 

 

30.年々アイドルになっていくところ

私はアイドルとして生きてきた彼の全てを知りません。知らないけれど、アイドル活動を続けるにつれて、加藤シゲアキはアイドルでいることをどんどん楽しんでいるように見えます。

加藤さんの中でどういう意識の変化があったのか、ただの1ファンである私には分かりかねるし勝手にそう感じてるだけかもしれないけれど、ここ何年かのツアーの加藤さんは明らかに以前にも増して輝いているなぁと感じることが多くて。かっこいい曲ではしっかりかっこつけてくれるし、かわいい曲ではしっかりかわいこぶってくれるし、「どうせ俺なんかがやっても」と卑屈に考えていたかもしれない、なんとなくやらされてる感を感じさせるビジネス臭みたいなものが一切なくて、自分の意思でそう振る舞っているように私には見えていました。

 

なんか、ここ数年の加藤さんすごく楽しそうなんですよ。昔の加藤さんは楽しそうじゃなかった、なんて言うつもりはさらさらないんだけれど「アイドルしてるの楽しいんだろうなぁ、嬉しいなぁ」と感じることが増えました。それが私はそれがたまらなく幸せで。今年のRIDE ON TIMEではっきりと改めて言葉にしてくれてて泣いたんですけど、自分の応援してるアイドルが「アイドル楽しい」って言ってくれることほど、ファン冥利に尽きることないじゃないですか。

…………まって、この項目だけ異様に長いな!!??いかんいかん、「アイドル加藤シゲアキ」を語ろうとするとついつい♡

 

 

31.NEWSが大好きなところ

普段めったに絶対言わないから伝わりづらいですけどね!!!!!(誰) メンバーの出演してる番組はしっかり見てるし、メンバーと話してる時が水を得た魚のように一番元気ではつらつと嬉々としてるし、様々な媒体で触れる加藤さんの言葉の節々から意図せずともNEWS愛が溢れちゃってるところが好き。

 

 

32.ファンを愛してるところ

ライブでは自分のファンに対して激甘なファンサをくれたり、毎回「愛してるよ」って言ってくれるけど、普段はめったに言葉に表現しないからわかりづらいんですけどね。自身のラジオに届くメールには全て目を通していることが1番わかりやすい例かなぁと思います。相談メールに対して熱が入った自身の考えや思いを伝えてくれたり、時にはクレームのようなメールに対しても真摯に対応したりしていて。それってよっぽどの愛がないとなかなか出来ないことだと私は思います。だって私だったらめんどくせぇって思っちゃうもん。(え) いつ何時もファンと誠実に向き合う加藤さんの姿勢から、その大きくて優しい愛が伝わってくるような気がします。

正直「そんなことしなくてもいいのに」「そんなに甘やかさないでいいのに」なんて思ったりもしますが、そんな加藤さんだから好きなんだろうなぁとも思います。

 

 

 

 

31歳の加藤さんも懲りずに飽きずに呆れるほど大好きだったよ!!!!32歳の加藤さんもきっと四六時中大好きなんだろうな!!!!

 

一年に一度の魔法 特別な日おめでとう〜〜〜!!!!

 

 

吾輩は加藤シゲアキのファンである。

吾輩は加藤シゲアキのファンである。その熱が冷めたことはまだない。いつまで好きかなんてとんと見当がつかぬ。何でも、唐突に出会いここまできた事だけは記憶している。

 

 

なんて、それっぽく書き出してみましたが。

本ブログは、加藤さんへの想いが溢れに溢れてとうとう爆発した1人のしがないシゲ担のひとりごとです。え、そんなのいつものことじゃんって?????否めなさがすごい。

 

 

WORLDISTAのオーラスに参戦してからもう1ヶ月近く経ってしまうことに衝撃を受けている筆者ですが、今でも鮮明に思い出すことのできる忘れられない景色があります。

それは、ソロ曲である『世界』を弾き語る加藤さんと、本ライブの最後の曲である『Love Story』を歌う加藤さん

 

もちろん、その2曲以外を歌い踊る加藤さんだってとっても素敵でとってもえっちでとっても可愛くてとってもかっこよくてとっても(以下略)で最高に狂わされたんですけども。それはひとつ前のブログで綴ったので今回は割愛するとして。

WORLDISTAツアーに参戦して「私、加藤シゲアキのファンでいられてとっても幸せだなぁ〜〜〜!!!」って改めて思ったんです。(とんだ惚気)   もちろん「NEWSのファンでいられて幸せ」という大前提を踏まえた上でのお話なんですけど。なんていうか、加藤シゲアキというアイドルを自担として応援しようと決めた、あの日の自分に全力で感謝したいし、「あなたの選択は間違ってなかったよ」って教えてあげたいなって改めて思ったんです。

 

 

私が加藤シゲアキというアイドルを好きになって、今年で10年という月日が流れました。この10年間、ずっと同じ熱量で好きでいられたかと問われたら、もしかしたらためらいなく「はい」と言い切れない部分もあるかもしれない。でも、その "熱" が冷めてしまったことは一度だってありませんでした。

 

私は以前、アイドル加藤シゲアキについて、こんなことを言ったことがあります。

私はそれがとても嬉しくて嬉しくて幸せでたまらなくて。

 

「シゲが3番目に好きっていううちわを持ってらした方がいたんだけど、俺も自分で3番目くらいだろうなぁと思うわけ」「俺のうちわ持ってくれてるのは優しさ。同情。」と自虐的に言ってた加藤さんが今、心から楽しんでステージに立っているような姿をここ最近のライブでは見ることが出来て、それだけで泣きたくなるくらい私は嬉しかったんです。やっと自分を信じられるようになったのかなって。そう思えるだけの自信がここ数年でついたのかもしれないなって。

「根拠のない自信は持てない」と語っていた加藤さんが、その自信をもちうるだけの根拠をこの数年で創り上げたのかもしれません。小説家という唯一無二の武器を手にして、ドラマにもコンスタントに出演して、去年は主演としても活躍して。一昨年のツアーでは、得意ではなかった歌を歌うのが今は楽しいと、そう言ってくれて。私が好きで好きでたまらない加藤シゲアキというアイドルを、加藤シゲアキ自身も愛してくれるようになったのかもしれないなって。

加藤さんの中でどういう意識の変化があったのか、ただの1ファンである私には分かりかねるし勝手にそう感じてるだけかもしれないけれど、ここ何年かのツアーの加藤さんは明らかに以前にも増して輝いているなぁと感じることが多くて。かっこいい曲ではしっかりかっこつけてくれるし、かわいい曲ではしっかりかわいこぶってくれるし、「どうせ俺なんかがやっても」と卑屈に考えていたかもしれない、なんとなくやらされてる感を感じさせるビジネス臭みたいなものが一切なくて、自分の意思でそう振る舞っているように私には見えていました。

 

愛されたがりのくせに愛され方がわからなかった加藤さんが今、「みんな俺のこと本当に好きね?(笑)」みたいな、優しい甘い顔して笑ってるのに本当に弱い私は、そんな加藤さんの笑顔をライブ中に見かける度に泣きそうになっては、たまらなく幸せな気持ちになります。

昔の加藤さんは「好き」と伝えたら「なんで?」とその愛を疑って納得できる理由なしには信じない、みたいなそういう捻くれたところが好きだったけれど、今の加藤さんは「好き」と伝えたら「…ありがとう(照)」と素直に受け取ってくれることが多い気がして。「ちゃんと伝わってるんだな」っていうことが実感できて、加藤さんを好きでいてよかったなって、そう心から思えるんです。

 

 

前置きが長くなってしまいましたが。

そんな加藤さんが、今回のWORLDISTAツアーで『世界』という曲を弾き語りという形で披露してくれたこと。『Love Story』で向けられた笑顔がこの上なく優しくて甘かったこと。あの光景を思い出すだけで胸がいっぱいになってしまって、こうして言葉にすることがなかなか出来なかったのだけれど、少プレのWORLDISTAレポを見てまた思うところがあったので、拙い言葉ながらもこうして書き記しておこうかなと思いました。

 

 

 

◯『世界』について

今回はギター弾き語りするのかな、でもそんな安易なことしないかな、でもこういう曲だからこそシンプルに身ひとつで勝負してくるんじゃないかな。参戦するまでは、そんな様々な思いを抱えていました。やっぱり、と言ったら後出しジャンケン的でずるい言い方なのかもしれないけれど、この『世界』という曲を披露するのにはこれしかないと思うくらい、何もかもが "ハマる" 演出だったように思います。

 

まず、黒スキニーに白のトップスにスニーカーというシンプルな衣装からして「らしいな」と私は感じました。その後に続く『Strawberry』『「生きろ」』という "演出によりかかることなく等身大でありのままの、ただまっすぐに歌を届けてくれるNEWS"の流れを踏まえての衣装だったのかなとは思うけれど、まるで加藤シゲアキのソロ曲のために作られたような衣装だなとも思いました。

何も飾らず染まらず背伸びせず。

そんな『世界』で生きている加藤シゲアキの等身大の姿を表現しているように見えたから。時にその"白"は意図しない色に染まってしまうこともあるのかもしれないけれど、それすら受け入れてこの『世界』を生きていく。勝手にそんな想像をしては、衣装を見ただけで「ああ、加藤シゲアキのソロ曲だなぁ」と思ったりもして。

 

演出もとても印象的でした。1番は完全に弾き語りで、自身の奏でるギターの音だけで何にも寄りかからずに歌い上げる加藤さんを見て、溢れそうになる涙をこらえるのに必死でした。歌詞の内容だけじゃなくて、その姿を見て改めて "今"の加藤シゲアキだから歌える曲だと、改めてそう思いました。なぜこの『世界』という曲の歌詞が "今" の加藤シゲアキだから歌えると感じたのかは以前のブログに綴ったのでここでは省略することにします。

アイドル 加藤シゲアキが好きだ。 - 頼りない夜に一つの光を


こういう言い方をすると上から目線に聞こえてしまうし自担の贔屓目が入ってしまうかもしれないけれど、この数年で加藤さんの歌はすごく変化したと思っていて。端的に言えば上手くなったと、私はそう感じています。それは、「音を外さない」とか「正確なピッチで歌う」とか、そういう分かりやすい技術部分はもちろんだけれど、「表現力」や「伝達力」などの "余白" 部分にさらに磨きがかかったように思います。4.5年前の加藤さんはこういう演出をしただろうか、と想像してみたけれど、きっと4.5年前の加藤さんはこういう演出を選ばないような気がする。その要因は「自信」とか「経験」とかなのかもしれないけれど、ただの1ファンである私には分かりかねるし、そもそもこんな想像でさえ勝手なものでしかないのだけれど、加藤さんの中で「歌」に対する意識が変化したのは明らかで。"今" の加藤シゲアキだから歌える曲を、"今" の加藤シゲアキだからできる演出で披露してくれたこと。それがとても嬉しくて、幸せで、そんな加藤さんの姿をこの目で見ることができて、加藤さんのファンでいれて良かったなぁと心から思いました。

 

最後に、それまで降りしきっていた雨(の演出)が上がって、力強くモニターに映し出された「貴様が世界だ」という文字。それは、こんな『世界』でこれからも生きていこうとするアイドル加藤シゲアキの「覚悟」であり、「宣誓」であり、宣戦布告のようなものなのかなと感じると同時に、これからも生きていこうとしてくれる『世界』には、"雨" は降り続かない、例え "雨" に降られてもそれはやがて上がるのだと、そう言ってくれているようで、やっぱり私は加藤さんがすごく好きだなぁと思いました。

 

 

先週や先々週のシゲ部でもこの『世界』の演出について語ってくれることがあったけれど、加藤さんはこんなことを言ってました。

これまで自分がやってきたような演出の延長線上をやってもファンの方々はきっと喜んでくれるんだろうけど、自分にとって難しいことをやりたいって思って。チャレンジしたいという意味でも今回ギターをやろうと。

 

拙いギターでアレですけど。まぁでもそういうものが大事かなぁと。上手く弾こうとするんじゃなくて、自分の今の音を出すことが『世界』にとって必要な音かなぁと。

「これまでやってきた演出の延長線上のソロ曲を披露してもファンは喜んでくれる」と信じてくれていることも、その上で「チャレンジしよう」と思ってくれたことも、格好つけず綺麗すぎず完成されていない音で『世界』というエッセイ的なソロ曲をやりきってくれたことも、私にとっては全部嬉しくて。ファンが喜ぶものを知ってくれていること、守りに入らず攻め続けてくれること、ありのままの姿を私たちファンに見せてくれること。そのどれもが愛おしくって魅力的で、これだから私はアイドル加藤シゲアキが好きなんだよなぁなんて思ったりもしました。

 

 

 

◯『Love Story』について

WORLDISTAツアーの終盤くらいですかね?シゲ担界隈で加藤さんのファンサについて話題になっていて。それぞれ思いのままにツイートされていたり、ブログに綴ったりされていて、私はそんなみなさんの加藤さんからもらったファンサ体験談を読ませて頂いて、あったかい気持ちが胸に溢れて幸せのおすそわけをして頂いたような気分になって、思わず泣きそうになったりしてました。

加藤さんのファンサは派手じゃない分わかりやすくないかもしれないし、物足りないと感じる人もいるかもしれないけど、ちゃんと見てくれてるんだな、向き合ってくれてるんだな、っていう誠実な姿勢が伝わってくるので私はたまらなく好きです。そんなとこも加藤さんらしいな、なんて思います。

 

私自身は「ファンサが欲しい」という感情があまりなくて、自分が加藤さんの視界に入ることに全くこだわっていませんでした。いやいやあんな美しい人の視界に入るなんて恐れ多い!やだやだむしろこっち見ないで!みたいな気持ちの方がずっと強くて(笑) ファンサされたい欲が皆無と言ったら嘘になるかもしれないけれど、少なくとも「シゲ!!!こっち見て!!!」みたいな感情でライブに臨んだことは一度もありませんでした。

うちわを作って持って参戦することも多いけれど、私的には「ファンサされたいからうちわを持つ」っていう意識はあんまりなくて、自分の気持ちを伝えるためのツールだったり、うちわを持つことでより高揚感を得られる、みたいな感覚でうちわを作って持っていくんですよね。

 

だからと言ってはなんですが、ライブ中は自分のファンにファンサする加藤さんをめちゃくちゃ観察します(笑) 自分のファンにファンサをしている加藤さんの優しい笑顔や、加藤さんに釣られたり指さされたりして崩れ落ちている加藤さんファンの方を遠くから眺めて、ほっこりするのが私のライブ中の幸せのひとつです。(変態)

そんな加藤さんとシゲ担をずっと見ていて、加藤さんは自分のファンを見つけるのがとても得意だな、と思っていて。手作りの名前うちわやファンサ系のうちわだけじゃなくて、公式のうちわを持っているシゲ担にも加藤さんはことごとく反応して、ひとりひとり丁寧に目を合わせて「ありがとう」と伝えてくれるんですよね。しかもその「ありがとう」のバリエーションがめちゃくちゃ豊富なんですよ。うんうん頷きながらの「ありがとう」とか、「ありがとうありがとう」って2回続けて言うパターンとか、ゆっくり口パクして「ありがとう」とか、「ありがとう」の「う」を強調して可愛いお口してたりとか。色んな「ありがとう」をたくさんのファンに伝えてる加藤さんを見るたびにまた好きが募っていきましたし、「ありがとうって言いたいのは私の方なのに!もう!ばか!」って思いながら、加藤さんのうちわとペンライトを大事に握りしめて参戦するのがいつもの私でした。

 

それが、今回のWORLDISTAツアーのオーラスである長野では、ありがたいことに席がものすごく近くて。『Love Story』での加藤さんの立ち位置がちょうど目の前のお席だったんですね。さらに、一緒に参戦したお友達が「らんちゃんお仕事が忙しくて時間がなかなかとれないだろうから」って、とんでもなく可愛いお揃いのうちわをわざわざ作ってきてくれまして。

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この可愛すぎる最高に愛のこもったうちわを受け取って、私はこの日初めて加藤さんからファンサが欲しいと思いました。「ファンサが欲しい」という言い方だとちょっと誤解を招いてしまうかもしれませんが、とにかくこのうちわを見てほしいと思いました。そして、たぶんきっと加藤さんなら見つけてくれると、私は確信にも似た期待のようなものを抱えて、ライブに臨んでいました。

 

ついに最後の曲となった『Love Story』を歌う加藤さんは、溶けちゃうんじゃないかなってくらいずーっと甘い顔して優しく微笑んでいて、自分のパートじゃないところも口ずさんだりしていて。そんな加藤さんを目の前で見ていた私はいよいよ泣きそうでした。にこにこでふわふわな穏やかな表情で『Love Story』を歌う加藤さんはとってもアイドルで、優しい顔してファンを見つめる加藤さんはとっても素敵で、何億回目かの「すき」を実感したりしてました。

 

そんな『Love Story』の曲中に、加藤さんと目が合った、と感じる瞬間がありました。

私は素直じゃないから「えっ、まっていま私もしかして加藤さんと目が合った…??いやいやそんな訳〜〜!!!いやでもめちゃくちゃこっち見てたような気がする…??いやいやそんな都合の良いことあるか!!」という一人芝居を繰り広げがちなんですが、周りにシゲ担がいなかったこと、その後も何度も目が合った(ような気がする)こと、こっち見てくれたかな、もしかしてうちわ見つけてくれたかな、って思った時にはさらに甘く優しい顔して「ふふっ」って笑って「うん、ちゃんと見えてるよ」とでも言うかのように大きく頷いてくれたこと。さらに、「君にそうずっと〜」の振り付けのところでこっちを指差してくれた気がして(るような自分こわい)。「どうして…なんでそんなに優しい顔して…」と頭を抱えてしまいたくなるほどに、加藤さんはこっちを見て甘く優しく笑ってくれました。(たぶん)

 

そんな加藤さんが、今月発売されたQLAP7月号でファンサについて言及している部分がありました。自分のファンではない人にファンサをしているメンバーを「みんなに楽しんでほしいっていう発想だから、それはそれで正しい」と評した上で、「俺は絶対にしない!その時間に自分のファンを幸せにしたいって思うもん。」と語っていて。

いやもうなに?なんなの??加藤さんが自分のファンに特別甘いことは知っていたつもりだったけれど、それを言葉にしてくれることってあまりなかったような気がしてたのに、こんなはっきりと改めて言われたらどうしていいかわからなくなるじゃないですか…。私は今回のツアーでありがたくもファンサ(らしきもの)を頂きましたが、別にファンサなんてくれなくったって幸せなんですよ。加藤さんがアイドルとして輝くステージに立ってくれているだけで、この上ない幸せを感じるんです。

それなのに、今までのライブで私が目撃した色々なファンサも、あの多種多様な「ありがとう」も、「自分のファンを幸せにしたい」という思いからきたものなのか…と思うとたまらない気持ちになります。15年以上もアイドルとして表舞台に立ち続けている人が、ライブに足を運ぶファンとそんな思いで向き合っているという事実にまた頭を抱えたくなります。こんなに甘やかされて幸せでいていいのか…と思わなくもないですが、当の加藤さんが自分のファンを見つけることで安心できたり、アイドルとしての自信に繋がっていくのだとしたら、こんなにも嬉しいことはないなぁと思います。

 

 

加藤シゲアキというアイドルは、普段は "愛" を分かりやすく言葉にはしないし自ら進んで発信するような人じゃないから伝わりづらいのかもしれないけれど、いざライブになるとわかりやすくはない不器用なファンサで懸命に気持ちを伝えようとしてくれるし、毎度毎度「愛してるよ」とか言うし、例え言葉にしなくとも表情や態度がそれを物語ってしまう、最高に自慢の自担なんです。

 

 

私は今までもこれからもこの先もずっと、加藤シゲアキというアイドルが大好きです。

 

 

なんだか最後はただの惚気になってしまった…(笑)

おしまい。

 

 

シゲ担のシゲ担によるシゲ担のためのWORLDISTA参戦日記。

 

絶賛5月病の人〜〜〜〜!!!????

\\はーい//(特殊なC&R)(元気じゃねぇか)(ていうかもう6月)

 

はい、というわけで。そんな5月病をも愛の力で吹き飛ばす、NEWSのWORLDISTAツアーが!先週オーラスを迎えました!!!!やーん寂しい〜〜〜〜〜!!!!!

まぁそんなこんなで、もはや恒例となりつつある表題のブログを!今回もお届けしようと!思います!

 

いつもの前書きも置いておきますね〜!何卒ご容赦くださいませ…!↓

自担は言わずもがな加藤さんですが、当然NEWSというグループが大好きで愛おしくてたまらない強欲な私は、遠くの自担より近くの他担派ですし、防振双眼鏡を持って自担だけを追うスタイルではなく、最初から最後まで肉眼で全体の演出やメンバー全員を追いたい派です。なので、全ての曲の加藤さんを追えていたかと問われるとちょっと自信が…(ごにょごにょ) まぁそんな苦しい言い訳は置いておいて、私が一対の目で追えた限りの、特に印象に残った加藤さんをつらつらと書き連ねていこうと!!思います!!!

前置きが長くなってしまいましたが!!本文は比にならないくらいクソ長いです!!!(笑) お付き合いくださる方よろしくお願いします〜〜!

 

 

WORLDISTA

はいはいはいはい、のっけから問題作ですね。 まぁとりあえず「Welcome to〜」のとこで両手広げる加藤さんはみんな好きですよね!!!!Welcomeされた感ね!!あるよね!!!!(伝われ)

あとね、「イマジナ、ギミヤラ」のとこで、自身の首をしめるような仕草する加藤さんもなかなかのやばさありますよね。あれ振り付けなんですか????じゃなかったらしれっととんでもねぇことしてますよね。ほんとやめてほしい!!!!!大嘘!!!!いいぞもっとやれ!!!!

そんでもってオーラスの加藤さんは超ノリノリで、DAIGOさんのロックシュートみたいな縦ノリしてたのがとても、とても愛おしかったので、円盤にする際はぜひともご検討のほどよろしくお願い申し上げます。

 

………ええ、分かってます。みなさんがおっしゃりたいことは。ひしひしと感じてます。全米ならぬ全宇宙いや全銀河が発狂したともっぱらの噂の「Still...」の加藤さんですよねアイギアを上にずらしまるで「ナイショだよ」とでも言うようにニヒルに微笑む口元に人差し指を当てる激ヤバof激ヤバの加藤さんですよねその後何事もなかったかのように振る舞う加藤さんに初っ端から翻弄されるっていうお話ですよね????(ここまで一息)

私が福岡に参戦した時は、そんなことやってなかったんですよ……なにあれいつからやり始めたの……あんな殺傷能力の高すぎる技を教えた覚えも、そんな子に育てた覚えもありません!!!!けしからん!!!!!

 

 

DEAD END

加藤さんのプリッとした最高にかわいいお尻を堪能する曲。(違う)  しゃがんでる小山さんを押しのけてカメラ覗きこもうとするから(可愛い)、必然的に体制が前のめりになるんですよね。まぁそしたら当然、あの可愛いお尻が強調される訳ですよね。そんなのガン見するしかないですよね。以上のことから、この曲は加藤さんのプリッとした最高にかわいいお尻を堪能する曲だと言えます。(違う)

 

 

weeeek

5月5日の大阪1部、増田さんの落ちサビパート「めぐりめぐる〜」を間違えて歌いそうになってて、何事もなかったかのようにマイクを下ろした加藤さんを目撃しました。ドジっ子加藤さん警報発令〜〜〜〜!!!!!

 

 

NEWSCOOL

自パート「(一緒に歩もう)FINISH IT」の歌い方がずるくないですかってオハナシですよ!!!!!音源より抜き気味で吐息がちに歌ってんの!!!!!ライブになるとそういうアレンジを突然加えてくるからさぁ!!!!!好き。(結局)

 

 

U R not alone

いや〜〜〜〜もう好きなとこあげたらキリがないくらい全部の加藤さんが好き。私今回は大変ありがたいことに4公演ログインさせてもらったのですが、それぞれの公演のそれぞれの加藤さんが好きすぎて全然まとまらないです。髪振り乱しながら自パートを歌い、その後雑に前髪をかきあげる加藤さんとか、自分が歌うとこ以外(カメラに抜かれるところ以外は)ずっとスタンド見てて、スタンドのファンの顔をぐるっと見渡すように、何かを語りかけるかのように、手を広げてうんうん頷く加藤さんとか。

 

でも1番グッときたのは、大サビで両手でマイク持って激唱してる加藤さんかなぁ。ENCOREのこの曲の加藤さんは結構ライトな感じで、わりとサラッと歌っていたように思ってたんですけど、WORLDISTAはまた魂すり減らすような歌い方してる…って思いながら見てました。

そんな加藤さんを強火カトシゲ担のビビットちゃんはばっちり映してくれてました!!!!さすが!!!

 

 

インビジブル ダンジョン

で、出た〜〜〜円盤化マルチアングル必須案件〜〜〜!!!! なんかよくわかんないけど加藤さんが最高にエロい曲〜〜〜〜〜!!!!サビのところで目元覆い隠して踊る加藤さんマジでエロエロ以外の何者でもないよねってオハナシです。1番は手のひらを内側に向けるから"THE 覆い隠す"って感じなんだけど、2番は手のひらを外に向けるから、それが妙に色っぽくて。熱ある時に頭に手やるテンプレのポーズあるじゃないですか。あんな感じ。(伝われ)

あとあと、「(見えない敵を) I just break it out」のとこでグッと拳を握りしめるような仕草をしていた加藤さんも好きでしたね!!!!ジャンポケ斎藤さんの「はぁーっい!!」みたいな感じのやつ!!!!(表現)

あ、そういえば2番Bメロ「前も後ろも見えない」の「前」のとこで人差し指で前方を指差し、「後ろ」のとこは親指立てて後ろを指差してちょっと振り返るような仕草かましてたのも見逃さなかったぞ…!!芸が細かい…!!

 

 

Degital  Love

あまりの可愛さで人が死ぬ。多くは語るまい。語らずとも伝わるであろう。うちの(ではない)加藤さん、終始ぴょこぴょこしててめっっっっっっっちゃくちゃかわいいの〜〜〜〜〜!!!! 何が可愛いってそりゃまぁもうずーーーーーーっっっっっと可愛いので特にココ!!って言えないのが難点なんですけど、強いて言えば『迷わずキミにアクセス』と『No turning back!!』と『I'll take you dreaming and fill you up!!』とアウトロの加藤さんですかね!!!!(多) 

『迷わずキミにアクセス』のとこは右手を前に伸ばして指をぴらぴら〜〜ってやるんですよ。アクセスされちゃうんですよ。しかも右の口角あげて笑ってるの〜〜〜〜えーーーーん超可愛い〜〜〜〜(泣)

『No turning back!!』のとこはダカダカ!っていう音に合わせてブロック叩くみたいな映像の演出あるじゃないですか。ブロックを両手のグーパンチで叩くような振り付けが可愛すぎて何度見ても軽率に死ぬ。お尻も可愛い。(またか) ファイアーフラワーかアイスフラワーおいて難なく攻略させてあげたい。(何の話)

『I'll take you dreaming and fill you up!!』のとこはロボットダンスみたいな動きするじゃないですか。その動きする前に、加藤さんいつも絶対小さくぴょんって飛ぶの………なにあの可愛い生き物……全勢力をあげて保護したい……

アウトロはね、しっかりモニターに抜かれてたから見てない知らない聞いてないとは言わせない!!!!(え) 最高に可愛く投げチューして、加藤さんのお得意のおめめつぶって笑って両手でおててフリフリすんの!!!!!確信犯で逮捕!!!!! (cf.White『さくらガール』アウトロにおけるダブルピース)

 

 

 

I・ZA・NA・I・ZU・KI

なぜ2番をやらない!!!!????(圧) 加藤さんの出番サビしかないからほぼずっと背景化してたじゃん!!!!!(こら) くっちづけを〜芸の加藤さん見たかったのに〜〜〜!!!!でもでも、そんな中でもアウトロでしっぽ振り上げて見せ場を作る加藤さん、魂が最高にアイドルですき。その加藤さんの唯一の見せ場をしっかり放送してくれる強火カトシゲ担のビビットちゃんはもっとすき。(え) 

 

 

恋を知らない君へ

自パート「青空を〜」を歌い出す前に思いっきりマイクに入る加藤さんのブレスがたまらなく好きだというお話です。シゲ担みんな好きでしょ????『恋を知らない君へ』はココの加藤さんブレスを聞かないと始まらないみたいなとこある。

 

 

リボン
(長い)足をたたんで階段に座って時折天を仰いでいた加藤さん、まるで少年みたいだった。母と別れた「あの日のまま」を表しているようで。私の勝手な解釈かもしれないけれど、『恋を知らない君へ』からこの曲の、切なさにも似た諦観のような感情を孕んだ、かなり抑え気味な歌い方も含めて、本当にこの人は表現力の人だな、と。

……こんな真面目ぶって語った後に言うの何なんですけど。オーラスの加藤さんめちゃくちゃ汗かいてて、(自分が歌ってない)スポットライト浴びてないとこですんごい頻度でもきゅもきゅお顔拭いてたのめちゃくちゃ可愛かったです!!!!前髪も一生懸命整えてたよ!!!!保護!!!!!!!

 

 

サンタのいないクリスマス

曲後半のファンにおっおー歌わせるとこ(雑)でファンの歌声聞くためにイヤモニ外した加藤さんに何億回目かの恋に落ちたり、両手をお膝の上においてゆらゆら左右に体揺らしてファンの歌声に乗せて首傾ける加藤さんに愛おしさが爆発したり、靴先で小さくリズムとったり自パート以外も口ずさんでたりする加藤さんに好きが止まらなかったりする曲。足首からのぞくピンクの靴下が可愛すぎて優勝。やはりTAKAHISA MASUDAは天才だった。(知ってた)

 

 

世界

語り出すとキリがないので一旦割愛!!!!また別のブログで書く!!!!たぶん!!!!知らんけど!!!!!

 

 

Strawberry

ファンに「ジョイフル!」もらう前の加藤さん、明らかにニコニコして「いくよ?いくからね?声ちょうだいね?」みたいなお顔してんの可愛すぎてむり〜〜〜!!!!「ジョイフル!」もらった後もやっぱりニコニコして手広げてて、まるでファンの声をその体いっぱいに受け止めたかのような加藤さん、愛おしさしかなかった〜〜〜〜(泣)

 

 

「生きろ」

加藤さんの腹チラチャンス!!!!!(簡潔かつ単純)

あ、あと『インビジブル ダンジョン』でもやってたような、『来た道と』のとこで👍🏻で後方を指差し、『行く先を』のとこで👉🏻で前方を指差し、『結びつけてしまうような』のとこで小指立ててたのがなんとも言えず好きでした!!!!!加藤さんすぐそういうことする!!!!すき!!!!

 

 

CASINO DRIVE

え、えっち〜〜〜〜!!!!!!!!!(最大フォント)(語彙力とは)

いやいやあんなえっちな振り付けだって聞いてないんですけど?????加藤シゲアキのえっちさを最高に引き立てるための振り付けだったよね????加藤シゲアキ加藤シゲアキによる加藤シゲアキのための『CASINO DRIVE』だったよね?????(違う) 顔回りとか腰回りとかに手を添える振り付けが多くて発狂が止まらなかったの、私だけじゃないですよね????ね?????

極め付けは例のアレですよ……『俺の胸で眠ればいい』な加藤さんですよ……『俺の胸で眠ればいい』って言っておきながら、モニターに抜かれてたのは悪い顔した加藤さんの麗しいお顔ではなく、実は意外としっかりしてる胸板でもなく、突き上げられた下半身のドアップが映るっていう………(吐血) そこは胸じゃないよ……どこで眠れと……つまりはそういうことでよろしいのでしょうか!!!!!!(やめろ)(ピンクにすな)

 

 

EMMA

ロッコに乗る前、メンステの端っこでお水ごくごく飲んでたの可愛い!!!!!!(盲目)

 

 

BE FUNKY!

曲に合わせてジタバタしてる加藤さん可愛い!!!!!(盲目)

 

 

MR.White

ロッコから帰ってきて、最後のサビはメンステで踊るじゃないですか。メンステの小山さん立ち位置側のトロッコから帰ってきた加藤さん、先に立ち位置についていた小山さんと向かい合って最高に可愛い顔しながらふざけて踊り合って、自分の立ち位置に戻るために慌てて走っていったんですよ。(しかも出だしの振りに出遅れる) 想像してください。無邪気な屈託のない笑顔で小山さんと戯れて慌てて自分の立ち位置に走って戻っていくも出だしの振りに出遅れる加藤さんを。可愛いが限界突破。コヤシゲって尊い。(合掌)

 

 

FIGHTERS.COM

キングオブ死。死以外の何者でもない純然たる死。加藤シゲアキ経由天国逝き(直通運転)

えーーーっと、まずどこから話します???初見の時シルエットだけ見て「ぎゃ〜〜〜〜!!!!またフード被りやがった〜〜〜!!!」って思ってたらそれは実は増田さんで、なんとサングラス装備してるのが加藤さんだった、という圧倒的パニックに陥った話でもとりあえずしときます????サングラス芸は味スタで封印されたのかと思ってた……(白目)

アッッッッ、『Wooタマらないぜ』のコヤシゲがJUMP AROUND並みに破壊力抜群だったお話はもう終わってます?????さっきまで一緒に笑い合ってふざけてたとは思えないくらい最高に治安が悪くて今年1番くらいの「ぎゃーーーー!!!!!」を量産したんですけど、その後休む暇もなく畳み掛けるようにイケオラモードの加藤さんが悪い顔して不敵な笑み浮かべて「ベー」って舌出してきたので、のどちんこと共に私の記憶力が呆気なくお亡くなりになりました。「あっ、今の加藤さんかわいい!覚えとこ!」「わわ、今の加藤さんすごく好き〜!覚えとこ〜!」などとせっせと脳内にメモリーしていたはずの公演中の全ての記憶が飛んだ。それを繰り返すこと合計4回。学ばない私と公演を重ねるごとにノリノリになっていく加藤シゲアキ死。

 

 

 

Wonder

【求】心肺蘇生

誰か……どなたかAEDを………アッ、間宮祥太朗くんによる人工呼吸でも構わないんですけど……(殴)

特記すべき点は3点。まず1点目は、テゴシゲパート『溢れ出す本能を呼び覚ますのさ』における加藤さんですね。こちとらただでさえ息も絶え絶えなのに、羽織ってる衣装の肩落として『呼び覚ます』のとこで右手でクイクイっと煽るような仕草かましてきたんですよ。はぁ!!!!??????(逆ギレ) そんなんやるなんて聞いてないんだけど!!!!!?????最近よくするよねその仕草!!!ほんとよくわかってんな!!!!さすがシゲ担ホイホイ!!!!

続く2点目は、手越さんパート『素直な気持ちだけ〜』における加藤さんですね。ええ、これはもう素晴らしすぎる参照映像がQUARTETTOにおさめられておりますのでそちらをご覧ください。

 

………再生されましたか???あのえっちすぎる加藤さんを皆さんがご覧になったという前提のもとでお話再開しますけどよろしいですか????

 

お顔が18禁。ココ、なかなかモニターには抜かれないんですけど、めちゃくちゃえっちな表情してる加藤さんが実は後ろにいるよってことだけ取り急ぎお伝えしておきます。(吐血)

3点目は、アウトロのところで荒々しい投げキス的な仕草かましてきた激レアな加藤さんですね。ナニアレ。ドウシタノカトウサン。 (急に不自由になる日本語) 福岡では「抱き捨てられた!!ワンナイトありがとう!!」みたいな荒々しい投げキス(どんな投げキス)だったんですけど、大阪とか埼玉では背徳感満載のしっとりめの湿度のある投げキス(とは)だったんですよね……まぁどちらにしても死ぬことには変わりないんですけど!!!!

 

 

 Love Story

溶けちゃうんじゃないかなってくらいずーっと甘い顔して微笑んでる加藤さんが好きすぎて号泣した。なんでそんなに優しい顔するの〜〜〜〜〜すき〜〜〜〜〜(泣)

今日は今日の、明日は明日の、加藤シゲアキにずっと恋をするんだろうなと改めて確信しましたね。(真顔)

 

 

 

 

ッッッハ〜〜〜〜〜!!!!思いのままに書き殴ったなぁ!!!!(笑)ブログ書くのめちゃくちゃ久しぶり過ぎて、すっかり書き方を忘れてました!!(笑) 定期的に更新しようね私!!!

そんな訳で、いつにも増して面白くないブログを!ただの自己満的な備忘録になってしまったブログを!ここまで読んでくださった方!!!本当にありがとうございました!

 

最後に。

私が見た加藤さんは、あくまで「その日」「その時」の加藤さんでしかありません。私の知らない加藤さんがまだまだたっっっっくさんいると思います。「こんな加藤さんもいたよ!」「この曲のこの時の加藤さんこんな感じだったよ!」等々ありましたら、Twitterのリプでもマシュマロでもお気軽にご連絡ください〜〜〜〜!!!!ぜひぜひみなさんの素敵な思い出も共有してください〜〜〜!!!!(強欲)

 

 

それではまた次のツアーで!!お会いしましょう!!!!!(え)

 

 

【急募】全公演のMC集とマルチアングルがついたWORLDISTA円盤。あの、とりあえずStrawberryは……????(小声)

 

 

 

加藤シゲアキが「作家」になる時。

 

アイドル 加藤シゲアキは2012年に発表された『ピンクとグレー』で文壇デビューを果たした。

衝撃だった。まさか自分の応援しているアイドルが小説を書くなんて想像もしていなかった。一方で、どこかで妙に納得している自分もいた。当時の加藤さんは確かに何かを渇望していて、それと同時にどうしようもなく何かに絶望しているように私には見えていた。だからこそ希望の光を見出そうと、暗闇の中もがいていたように思う。

 

加藤さんは、作家になりたくて作家になった訳じゃない。「NEWSでいるために、NEWSを続けるために、自分に何ができるか」を模索し、必死に足掻き、ようやく辿り着いた答えが「作家」だった。ただそれだけ。 

歌が上手いメンバーは他にいる、踊りが上手いメンバーも他にいる、アイドルとは違う舞台で輝き出したメンバーもいる。それらに割って入る技量やチャンスはなく、かといってまた別の"演技"という道を行けるほど、飛び抜けた実力があるとも言えない。もはやそれしか道はないとすら思っていた私は、どこか冷めたファンだったのかもしれない。だからこそ加藤さんが本を書いた、という事実は私にとっては当然の結果のように思えた反面、彼の決めた重すぎる覚悟が少しこわかった。何を綴り、何を背負ってこれから生きて行くのか。加藤成亮の今まで」と、加藤シゲアキのこれから」を思うと、苦しくて、でもやっぱり嬉しくて、「小説」という希望の光を見出した加藤シゲアキのことがたまらなく好きだと思った。

 

今でも、加藤シゲアキという見慣れないカタカナ表記の名前が装丁に刻まれた、少しザラザラとした加工を施した本を手にしたあの時の、なんとも言えない気持ちはずっと忘れられない。たぶん一生忘れられない。嬉しいような、恥ずかしいような、誇らしいような、とても不思議な感覚だった。私が応援している「アイドル 加藤成亮は、確かにここに、この本の中にいるはずなのに、いつのまにか私の知らないどこか遠くへ行ってしまったような、そんな感覚に陥った。

しかし、実際に彼の作品を読んでみたら、私の知っている加藤成亮がそこに存在していた。もちろん、彼のありのままの姿が物語に投影されていた訳ではない。けれど確かに、そこに加藤成亮の片鱗を感じていた。これは紛れもなく「アイドル 加藤シゲアキの書いた作品なんだと痛いくらいに感じてしまって、声をあげて泣いた。

 

 

俺ね、ピンクとグレーを書いて、性格が変わった。

それまではさ、その"陰と陽"がさ、わかれない訳よ。ずっと混ざってる訳じゃん。笑ってる時も、なんかちょっと笑いきれてないというか。ライブの時も、今は楽しいんだけど、不安…みたいなモヤモヤがあって。だけど、これ(小説)をやってから、逆に、アイドルをマジでやる!みたいに振り切れたのかなぁ。

一個小説っていう居場所ができたことで、(陰と陽が)バッとわかれたっていうか。書く前とかさ、なんで俺はアイドルやってるんだろう?向いてないのに…みたいな、そういう部分が結構あったんだけど。今は、向いてる向いてないじゃなくて、やる!と。

 

『ピンクとグレー』が発表された年の年末、加藤さんは雑誌*1でこのようなことを語っていた。私はこのインタビューを読んで、"らしい" な、と思った。

 

私事で恐縮なのだが、私は小学生の時、いわゆるやっかみから始まったイジメで精神的に参ってしまった時期があって、本の世界に逃げたことがある。誰かのヒロインになったり、全く知らない場所へ旅をしたり、本を読んでいる時だけ、私は私を忘れることができた。

やがて本を読むだけでは自分を救いきれなくなって、自分でも物語を書いた。たくさん書いた。物語の中の世界の住人として私を存在させることで、誰かに私の存在を許してもらえるような気がした。

こうすることでしか、私は私を守れなかった。

そんな自分が嫌で嫌で仕方がなかったけれど、どうすることもできなくて、足りない何かを貪るように本を読み、物語を書いた。

そうやってマイナスのツールとしてしか、本に接することができなくなってしまった時期があった。けれど、物語に私の中の「負」の部分を吐き出したことで、「正」の部分が大きく残った。私はイジメを乗り越え、友達にも恵まれ、とても充実した楽しい小学校生活を送った。

 

おこがましいのは重々承知の上だが、私はこのインタビューを読んで、加藤さんの気持ちが少しわかるような気がしたのだ。

当時の加藤さんはアイドルとして生きていくにはあまりにも「普通」だった。どこか生きにくそうで、置かれている環境や自分自身にも納得していなさそうで、なのにプライドだけは高くて、そういうアンバランスさみたいなものが、私の目にはとても魅力的に映っていた。そういった"陰" の部分が、本を書いたことによって消化されたのかな、と感じた。「普通」であった加藤成亮「アイドル」としての加藤シゲアキの住み分けがそこで出来たんじゃないかと、そう思っている。その結果なのかはわからないけれど、それからの「アイドル 加藤シゲアキは目を見張るほどに、どんどん魅力的になっていった。

 

 

だからこそ、私は「アイドルと作家」という二足のわらじを履く加藤シゲアキに対して、思うところがある。

 

処女作『ピンクとグレー』には「NEWS加藤シゲアキの衝撃のデビュー作!」という帯がついたし、その帯や宣伝ポスターにも彼の写真が大きく使われた。そして、その後も加藤さんの本が出版される度に「NEWS加藤シゲアキ待望の新刊!」といったような煽り文が書かれたポップを置いている書店がたくさんあった。加藤さんの本が陳列されているコーナーが「文芸書」ではなく「エンタメ・芸能」に分類されている書店も多く見かけた。

 

私は、それがとても悔しかった。アイドルとしてはあまりにも正しすぎる "正解" だったからだ。

 

「NEWSのために」という思いが根底にある加藤さんが書く本が、そうやって宣伝されて、そうやって多くの人の手に取られて、やがて「NEWS」というグループを知るきっかけになる。現に、加藤さんが執筆した『ピンクとグレー』は映画化、『傘をもたない蟻たちは』はドラマ化され、結果として多くの人が目にすることになった。それは、加藤さんが「そうなったらいいな」と描いていた未来そのものだったのだ。「何もできないポンコツでごめん」と感じていた加藤さんが、そういう形でグループに貢献できていることが、どれだけ加藤さんにとって自信になったのかは、ただの一ファンである私には想像することしかできない。けれど、「アイドル」として何か武器が欲しいと、必死でもがいていた加藤さんがやっと手にした唯一無二の武器は、確かに眩しく光り輝いていた。

 

一方で、「作家」として正当な評価を得られないというジレンマを抱えることになる。「アイドルが書いた小説」という色眼鏡で見られることが前提となってしまうからだ。「私はそれがとても悔しかった」と前述したのはそういう理由である。私は「アイドル加藤シゲアキ」のファンではあるが、そうでなくとも「作家加藤シゲアキ」のファンになっていたかもしれないと思うほどに、加藤さんの書く本が好きだ。ここで加藤さんの書く本の魅力について綴ろうとするととんでもない字数になってしまうので今は割愛するが、人の併せ持つ、それこそ "陰と陽" が丁寧に描かれていて物語として綺麗すぎなくて、とても好感が持てる。けれど、私がいくら加藤シゲアキの本を「好きだ」「面白い」「読んでほしい」と叫んだところで、「好きなアイドルが書いた本だからでしょ」という評価に終わってしまう。それがたまらなく悔しい。

人によって感性は異なるから、加藤さんが書いた本を「つまらない」「所詮こんなもんか」と感じる人だっているであろう。けれど、「アイドルが書いた小説」という色眼鏡がない状態で加藤さんの本を読んだ時、確かに違う景色を見せるはずなのだ。それだけの力量があると、私は思っている。

 

 

加藤さんは自身の作家のスタンスについてはかなり控えめで、「ジャニーズだから(賞を取っていなくても)本を書けてる」「"自称"作家なんだよね」「そんな半人前の俺が"作家"として偉そうにするのはすごく抵抗がある」「(推薦文は)僕なんかが書くのはおこがましいと言って今まで断ってる」などと語っている。

「アイドル」の武器のひとつとして輝く「作家」は、今となっては確かな存在感を放っている。「作家」という肩書きがあったからこそ出演することのできた番組も数多くあるし、「作家」というバックグラウンドがあったからこそ経験できたことも多々あったであろう。それが「アイドル」としての肥やしになっていることが目に見えてわかるのがとても嬉しかったし、実際にここ数年の加藤さんは「アイドル」としてより一層輝いているように見える。「作家」という武器が「アイドル 加藤シゲアキにとって大きくプラスの方向に作用していることは間違いないと思う。

 

だからこそ、その「作家」という武器は、もっと強いものになってもいいんじゃないかとも思う。なってほしいと願ってしまう。又吉さんと加藤さんがMCを務めるタイプライターズでは、賞を受賞された作家さんをゲストに迎えるため、直木賞芥川賞などの文学賞の話になることが多々ある。芥川賞を受賞された又吉さんもその会話に加わりトークを繰り広げるが、その時の加藤さんの横顔が少し寂しそうに見えてしまって、私はいつもたまらない気持ちになる。「賞が欲しい、という意味ではなく認められたい、認められるまで書き続けたい」と語っていた加藤さんの本当の心の内はわからないけれど「賞をもらっていない」ことが、どこかで加藤さんを縛っているような気がしてならない。

 

だから私は夢を見る。いつか、加藤シゲアキ文学賞を取る、そんな夢が叶う日を願ってしまう。加藤さんの夢、と勝手に背負わせてしまうのは私のエゴでしかなく、加藤さんが心からそれを願っているのかは、私にはわからない。「いつか」とは漠然と思っているのかもしれないけれど、ああいう人だから「俺なんてまだまだ」なんて欲のないことを思っていそうな気もする。

だから、これは私の夢だ。私が勝手に願い続けている夢。いつか叶うと信じている夢。

 

加藤シゲアキ「作家」として文学賞を取った時、「アイドル」としてだけでなく「作家」としても、ますます輝いていくのだろうなと思うのだ。私はそんな加藤シゲアキが見たい。成功体験を積み重ねて、確かな自信をつけてどんどん魅力的になっていく加藤シゲアキを、私はこれまでたくさん見てきた。「アイドル」でいるために、「NEWS」でいるために、本を書き続けた加藤シゲアキ文学賞を取る。そんな美しい物語の渦中に、私は今いるのだと信じたい。

 

 

これからめくっていくページには、一体どんな物語が待っているのだろう。それが楽しみで幸せで仕方がない。

 

 

だから私は「加藤シゲアキ」という終わらない物語を今日も読み続ける。それはたぶん、これからも。

 

 

*1:+act.mini VOL.19

アイドル 加藤シゲアキが好きだ。

この手に情けない生き様を握りしめ

誰にも託せぬ夢ばかり

刃を抱く覚悟はあるのかと

問いながら歌う

 

2月20日に発売されたNEWSのアルバム「WORLDISTA」通常盤に収録されている最後の曲、加藤シゲアキのソロ曲『世界』。初めてこの曲を聞いた時、私は「加藤シゲアキの曲だ」という感想を抱いた。「これは加藤シゲアキという1人のアイドルを歌った曲なんじゃないか」、と。

 

リリースされる前に「オレ個人を歌った曲」「四畳半の自分の生きていく世界を表現」などと語っていたから、どこか先入観めいたものもあったのかもしれない。そういう意味では、ある種答えあわせ的な聞き方をしていたのかもしれない。けれど、きっとそういう前情報がなかったとしても、私はやっぱりそういう感想を抱いたんじゃないかと思えるほどに、この曲はあまりにも "シゲシゲしい"。*1

 

 

 

『世界』を聞いて思い浮かぶ加藤シゲアキの言葉は色々あるけれど、最も分かりやすく思い出されるのは 小説TRIPPER 2018年 冬号における加藤シゲアキの連載「できることならスティードで Trip9 スリランカ」の話であろう。そのエッセイの中で、彼はこんなことを綴っていた。

自分に悪意の矛先が向けられたとき、僕はいつも思う言葉がある。「自分に刃を向ける人を抱きしめられる大人であれ」

誰かに教えてもらったものではない。自分を律するために編み出した一つの処世術のようなものだった。

この号のTRIPPERを読んだ時の私の気持ちはとても複雑だった。加藤シゲアキのことをたまらなく好きだと思う気持ちと、好きだからこそたまらなく悲しい、と思う気持ちが渦を巻いた。

 

これは私の主観でしかないのだが、加藤シゲアキというアイドルは、たぶんそんなに強い人じゃない。「強い」という極めて抽象的な言葉をどう定義づけるのかにもよるのかもしれないけれど、少なくとも私が思う加藤シゲアキは、感受性豊かな故に傷つきやすく、自分に正直でありたいという思いからなのか、プライドの高さがそうさせるのか、意外と弱くて、脆い。嘘をつくのがとても下手だと思う。 感情の起伏はあまり見られないけれど、内心思うことはあるんだろうな、と感じることが多々ある。
けれど、その弱さや脆さを上手に取り繕って適当にごまかすこともできるのに、加藤シゲアキはそれをしない。アイドルなのに。それと同時に、その弱さや脆さを曝け出す強さも持ち合わせている。アイドルなのに。

そんな加藤シゲアキが「自分に刃を向ける人を抱きしめられる大人であれ」という信条めいたものを掲げていることに、納得すると同時に心が痛んだ。そういう信条めいたものを掲げなければこの世界でやってこれなかったのかもしれない。そんな世界で生きてきた加藤シゲアキだから、あんなにも真っ直ぐに不器用なのかもしれない。でもそれは、真摯で誠実である証拠でもあって。何もかも真っ向から否定せず全てまるごと受け止める、俺のことは好きにしてくれ、みたいな姿勢でいられるのは、そういうことなのかもしれない。

そうやって強くいてくれる加藤シゲアキがとても好きだけれど、好きだから、なんだかとても悲しい。

そう思った。

 

『世界』は、私にとってまさにそんな曲だ。加藤シゲアキというアイドルがとても好きだけれど、好きだから、とても苦しかった。

 

けれど、私がそう感じてしまうことを、きっと、加藤シゲアキは良しとしない。そういう風に聞いてほしいとは意図してないんじゃないかと思う。なぜなら、"今" の加藤シゲアキは、アイドルでいることを楽しんでいるように見えるからだ。

先月放送されたRIDE ON TIMEの第3回放送の中で「アイドルの仕事は楽しい?」と問われていた場面があった。その時、加藤シゲアキは言葉で答えるよりも前に、フッと笑った。まるで「愚問だね」とでも言うように。それは、無意識のうちについ表情に出てしまった、そんなように見えた。

 

私はアイドルとして生きてきた彼の全てを知らない。知らないけれど、アイドル活動を続けるにつれて、加藤シゲアキはアイドルでいることをどんどん楽しんでいくように見える。

 

また、同回のRIDE ON TIMEで「覚悟決まるいい年越しだった。またアイドルとしてスタートできる」とも語っていた。

そんな加藤シゲアキが「この世界で生きていくという一つの宣誓・思い・覚悟」を歌った曲がこの『世界』という曲なのだ。"今" の加藤シゲアキだからこそ歌える曲だと、私は思う。

 

 

これまでのソロと違って特徴的なのは、あまり音が作り込まれていないこと、印象的に使われていた英語詞が出てこないこと。そして、それ故に綴られた言葉たちがまっすぐに届いてくること。

本人はその言葉たちのことを「加藤シゲアキの作詞家としての本気」だと語っていた。

 

「この手に情けない生き様を握りしめ」という言葉から幕を開ける、この『世界』という曲。この入りの言葉を聞くだけで「あぁ、これは加藤シゲアキの曲だ」と私は感じてしまう。自身のこれまでのアイドル人生を「情けない生き様」という言葉で綴ることも、それを噛みしめるのでもなく、抱きしめるのでもなく、「握りしめる」ことも、あぁ加藤シゲアキだなぁと思う。その固く握りしめた拳を誰かに向け、他人を傷つけることも出来る。羨んだり妬んだり比べたり。けれど、"今" の加藤シゲアキはそれを絶対にしない。「人は人、自分は自分。比べなくなった。」以前そのようなことを語っていたからこそ「誰にも託せぬ夢ばかり」と言えるようになったんだと思う。そして、この握りしめた拳をそっと開いて私達に手のひらを見せてくれるような、"弱さや脆さを曝け出す強さ" も持ち合わせているのが、加藤シゲアキというアイドルなんじゃないかと、私は思う。

 

 

 

この『世界』の曲中に出てくる言葉たちは、わかりやすいようでわかりにくい。気になる言葉たちがたくさんいる。

「吐き出した息が獣みたいで」という言葉には、作家加藤シゲアキを感じる。どういう意図でこのような詞を書いたのか、ただの1ファンである私には想像することしかできないけれど、「俺を取り巻く世界マジファック」と感じていた、あの頃の加藤成亮を表しているようにも思えた。

「雨ざらし 空の向こうに一羽のルリビタキ」という言葉もとても印象的だった。幸せを呼ぶ青い鳥。確かに見えていたと思っていたのに、一体あれはなんだったのかと問うほどに幸せはまだ遠い。あの青い鳥のように、孤独はいつも隣り合わせ。今日もまた雨に打たれて。そんなモノローグが聞こえてくるようで。

 

 

そんな中で私が最も"アイドル"を感じた言葉は

どこかで生きてる誰かに悩んで

どこかで生きてる誰かに頼って

どこかで生きてる俺も誰かでどうすりゃいいの

という歌詞だった。ここに、「アイドルとファン」の関係性がよく表れていると感じた。

所詮ファンという存在は「どこかで生きてる誰か」でしかない。そんな「どこかで生きてる誰か」という存在に時に悩んで、時に頼って、生きていく。そして、アイドルという存在もまた「どこかで生きている誰か」というあやふやで不確かなものであり、ファンにとってアイドルがいつ「どこかで生きている誰か」になってしまうのかは、アイドル自身は知る由もない。そんな曖昧で、ある意味不健康とも言える関係性を築くファンとアイドル。そんな世界をどう生きていくべきなのか、葛藤にも似た迷いのような思いが込められているような気がする。

 

けれど「諦めるにはまだ早すぎるだろう ひたすらに走れ」と自身を鼓舞するような言葉が後に続く。この言葉こそが、"今" の加藤シゲアキらしいなと思う。いつからか、加藤シゲアキは "未来" を見つめるようになった気がする。過去を背負い込んでその重さに囚われて、その重さで足跡を刻むことこそが己の道だと言わんばかりのあの頃の加藤シゲアキは、もうそこにはいない。

 

 

求めていたのは愛じゃなかったか

求めていたのは夢じゃなかったか

求めていたのは魂じゃなかったか

この言葉たちから、私はこれまで発表された小説家加藤シゲアキの作品のキャッチコピーを思い出していた。

「絶望的に素晴らしいこの世界に、僕は君と共にある」(2012年発表 「ピンクとグレー」)

「死んだように生きてる場合じゃない」(2013年発表 「閃光スクランブル」)

「魂を燃やせ」(2014年発表 「Burn.」)

「思い通りにならなくても 生きていかなきゃいけない」(2015年発表 「傘をもたない蟻たちは」)

「ゲームの主人公は僕じゃなかった」(2017年発表 「チュベローズで待ってる」)

 

直接的に重なるのはBurn.の「魂」という言葉だけなのだか、なぜか私にはこれらのキャッチコピーとあの言葉たちがダブって見える。それはきっと、これらのキャッチコピーが加藤シゲアキというアイドルにそのまま当てはまるような気がしているからなんだと思う。

愛を求め、夢を求め、魂を求める。それは小説家 加藤シゲアキの作品の特徴でもあり、アイドル 加藤シゲアキがこの世界で生きていく原点でもあり、今までも、そしてこれからも、追い求め続けていくものなのであろう。

 

 

 

 

「貴様が世界だ」という宣戦布告にも聞こえるような、鋭く突きつけるような言葉で終わる『世界』。加藤シゲアキというアイドルはきっと、これからもこんな世界を生きていくのだろう。刃を抱く覚悟を問いながら、強くあれと誓いを立てながら。そして私はそんなアイドルを、こんな世界で生き続けようとするアイドルを、これからも遠くから見ていたいと思うのだ。

泥臭いから綺麗。人間らしいから愛おしい。不器用だから美しい。そんな唯一無二のアイドル、加藤シゲアキを。

 

 

 

*1:先日発売されたテレビ誌でもソロ曲については、やはり「この世界で生きていくという一つの宣誓・思い・覚悟」だと語っていた