頼りない夜に一つの光を

愛しきアイドルたちよ、幸せであれ

加藤シゲアキ×日常の風景=リア恋がとまらない。

 

はい。つまりはそういうことです。加藤シゲアキ×日常の風景ってリア恋がすぎません???

話は先日放送された少プレのシェアハウス企画に遡るのですが。ソファでくつろぐ増田さんを見たら「うわ〜〜こんな爆イケな人現実にはいねぇ〜〜〜!!!少なくともわたしは知らねぇ〜〜!!」て思ったし、ソファで体育座りする小山さん「うわ〜〜〜むり〜〜あの足の長さは日常生活に支障きたすだろ〜〜!!すきすぎてむり〜〜〜!!!」って思ったし、エマちゃんと戯れる手越さん「うわ〜〜やだあ〜〜自分よりこんなに可愛い人の隣に並びたくねぇ〜〜!!むしろ飼われてぇ〜〜!!」って思ったんですけど、終始ゆるーい雰囲気を醸し出す加藤さんに関しては「うわ〜〜めっちゃいる〜〜!!ソファで大きく伸びしてあくびかましてる人わたし知ってるわ〜〜!!」みたいな感情になりまして。

 

いや、ちゃんとわかってるんですよ??あんな綺麗すぎるお顔でこれでもかってくらい素敵要素を詰め込んだ人、絶対どこにもいないってわかってるんですけど、どこにでもいそうなリア恋感のある加藤シゲアキって罪だよなぁっていうオハナシなんです。

 

ってことで独断と偏見と性癖が詰まった妄想100%のブログをお届けしますね!!!!(需要とは)

 

 

 

 

 

シーン1 :「ベランダ」

 

「シゲくんおまたせ、お風呂空いたよ〜」バスタオルを肩にかけながら声をかけた私に促され、ソファからよっこいしょ、と体を起こす彼。「ん、じゃあ適当にちょっとまってて。」「はーい、いってらっしゃい。」そんな会話を交わしながら、シゲくんはお風呂へ、私はキッチンへと向かう。

慣れた手つきで冷蔵庫を開けると、仕事の帰り道にシゲくんが買ってきてくれた缶ビールたちが肩を寄せ合うようにして収まっていた。その中の一本を手にとって、厚いベージュのカーテンを開けてベランダに出る。火照った体に少し冷たい風が心地良い。プシュ、と音を立てたプルタブを開けてビールを一口飲むと、よく冷えたビールが胃に落ちていくのを感じた。

 

「風邪引くよ」

そう声をかけられて振り向くと、お風呂からあがったばかりのほかほかなシゲくんがいた。「早かったね」「そう?いつもこんな感じじゃない?」そう答える彼の手にはやっぱり缶ビールが握られている。私よりだいぶ大きいサイズのサンダルを履いてベランダに出てくるシゲくん。「へぇ〜今日めっちゃ星綺麗じゃん。」そう言いながら私の隣に並ぶシゲくんの綺麗な横顔をこっそりと盗み見る。ごくごくと喉を鳴らしてビールを流しこむ姿がひどく色っぽくて、ふと「ああ好きだなぁ」なんて思ったりする。

 

しばらく2人で無言でビールを飲みながら、都会の夜空に切り取られたせまい星空をぼんやりと眺めていた。そのうち、シゲくんが突然ぽつりと「なんか幸せだなぁ。」なんて呟くから、思わず「え?」と聞き返してしまった。「いや、まぁなんてことはないんだけどさ。」シゲくんはそんな私の様子を気にすることなく、星空を見上げながら丁寧に言葉を紡いでいく。

「なんだろうな、仕事の帰りにコンビニ寄って2人分のビールを買えることとかさ、こうやって風呂上がりに並んでビール飲めるとかさ、なんか幸せだよなぁって思うんだわ。」お酒が入ったせいかなのか、開放的な空気がそうさせるのか、いつもより饒舌で素直なシゲくんの顔を真正面から受け止めたくて「シゲくん」と呼んだ。振り向いたシゲくんの髪からは私と同じシャンプーの匂いがして「私もすごく幸せだよ。」と伝えてみた。少し嬉しそうな表情をしたシゲくんの顔が一瞬歪んで盛大なくしゃみをした。「さすがにさみぃ、そろそろ中入ろ。」そう言って窓に手をかけたシゲくんの背中は大きくて、ああやっぱり好きだな、と思う私は少し酔ってるのかもしれない。

 

 

 

 

 

シーン2 :「ソファ」

 

最初は、向日葵のような子だと思った。

初めて彼女に出会ったのはアスファルトが焦げついていて、うるさいくらいにセミが大合唱していた暑い夏の日だった。うだるような暑さに街を行き交う人がうつむきがちに歩いている中、まるで向日葵のように太陽と目を合わせているのかと錯覚するような、背をまっすぐに伸ばして前を見つめる、そんな姿が印象的だったからだろうか。

でもたぶん、それだけの理由じゃない。

凛としたその姿は、たった一輪でもしっかりと地に根を張って力強く咲いているようで。そこにいるだけでパッと周りが華やぎ明るくなるようで。

話したこともないくせに、彼女が纏う雰囲気が俺にそう思わせるのと同時に、彼女が放つあまりの輝きに思わず目を背けたくなった。彼女の曇りのない輝きを浴びてしまったら、自分の影を色濃く映してしまいそうでなんだかこわかった。

 

そんな風に思っていたのが遠い昔のような気がして、彼女に気づかれないように口の端で小さく笑った。俺の隣でソファに深く沈んでいる彼女の横顔を見つめてみても、あの日出会った彼女とはとても同一人物とは思えなくて、彼女の輪郭をそっと確かめるかのように、桜色に色づいた柔らかい頰に思わず手を伸ばしていた。

「どうかした?」本に落としていた視線を俺に向けて、彼女は優しく微笑んだ。「いや、なんかぼやけるなって思って。」

あの日出会った彼女と、いま俺の前で微笑む彼女。どちらも彼女であることに変わりはないはずなのに、なんだか輪郭があやふやで、ぴったりと一致しなくて、ついそんなことを口走った。

「なぁに?シゲくん老眼ですか?笑」そう冗談めかして笑う彼女は、やっぱりあの日の彼女とは一致しなくて「そうかも。」なんて曖昧な返事をした。

 

「ねぇ。変なこと言ってもいい?」さっきまで読んでいた本に栞を挟んで、彼女はそう言った。「ん?いいけど…どうしたの突然。」ぼんやりと考え込んでいた俺をまっすぐに見つめる彼女はやっぱり俺には眩しくて、あの日の彼女のカケラを見つけたような気がした。

「私ね、シゲくんに出会えて本当に良かったなって思うの。」改まって真剣な顔して言うもんだから、なんだか可笑しくて。それと同時に照れくさくなって、緩んだ顔を見られないようにそっと彼女を引き寄せた。「シゲくんに出会うまでの私はね、私が私らしくいられる場所をずっと探していたような気がするの。」俺の胸の中でそう小さく呟いた彼女は今にも消えてしまいそうで。

 

「シゲくん、いたい。笑」

いつのまにか無意識に力強く抱きしめてしまっていたらしい。あわてて腕の力を弱め、今度はきちんと彼女を真正面から見つめた。「つまり何が言いたいかっていうとね。」ソファに座り直した彼女が、やっぱり優しく俺に微笑んだ。

「私を見つけてくれてありがとう。シゲくんが大好き。」曇りのない瞳であまりにもはっきりと言葉を紡ぐもんだから、嬉しいとか照れるとか、感情が顔に出るよりも先に心が動いた。自分でも驚くくらい素直に、彼女の唇に自分の唇を重ねていた。らしくないかもしれないけど、同じ言葉を返したくなった。同時に、ずっと探していたパズルのピースがピタッとはまったような気がした。

 

あの日の彼女と、いま俺の腕の中にいる彼女。輪郭を無理矢理一致させようとするなんてナンセンスだ。向日葵のようだと思ったあの日の彼女に恋をした。そして、いま俺の腕の中にいる彼女と一緒に愛を育ててるんだ。こんな小っ恥ずかしいこと、彼女には口が裂けても絶対言わないけど。

 

「ねぇ、向日葵の花言葉って知ってる?」重ねていた唇をゆっくりと離して、彼女にそう問いかけた。「聞いたことはあるような気がするけど…。なんだっけ?」細い首をひねりながら宙を泳ぐ彼女の瞳をしっかり捉えて、俺は答える。

「"私はあなただけを見つめる"」

 

今までも、きっとこれからも。

俺の視線の先にいるのはいつだって彼女なんだ。

 

 

 

 

 

 

シーン3 : 「カフェオレ」

 

おなかがいたい。

月に一度やってくる女の子の日の痛みと戦いながら、毛足の長いラグに転がったクッションをぎゅっと抱き締めて小さく背中を丸めた。そんな私の様子に気づいたシゲくんが「どうした?眠い?」と台本やら資料やらが散らばったダイニングテーブルから声をかけてくれた。

「あ、邪魔してごめんね。眠いのもそうなんだけど…ちょっと恒例のアレでおなかが痛くて。」最近の私は、心の内を素直にシゲくんに伝えるようにしている。人に頼ったり甘えたりすることが苦手だった私だけど、シゲくんと付き合うようになってしばらく経った今は、ちゃんと頼ったり甘えたりすることが出来るようになった。それは全部、何もかもシゲくんのおかげなのだけれど。私の行動や言動を先回りして「だと思った。笑」と言って笑うシゲくんだから、私も素直に振る舞えるようになれたのかもしれないな。

 

「ああ、もうそんな時期か。」そう言ってウォールシェルフにおいてある卓上カレンダーに目を向けるシゲくん。どうやら彼は1ヶ月の経過を、私の女の子の日を大体のものさしにして感じているらしい。私の体を特別心配する訳でもなく、あっさりとした物言いがシゲくんらしくて可笑しい。「マジで最近時間経つの早ぇ〜!」そう言いながら席を立ち、キッチンに向かうシゲくん。しばらくすると、コーヒーの良い香りが漂ってきて、マグカップを2つ持ったシゲくんが私の隣にドカっと座った。

 

「はい、どうぞ。」渡されたマグカップの中身は、いつも私が好んで飲むキリリと濃いブラックコーヒーじゃなくて、優しい淡い色をしたカフェオレだった。「熱いから気をつけて。…ってもう遅いか(笑)」フーフーと吐息で冷ますこともなく、早速マグカップに口をつけてカフェオレをごくん、と一口飲んだ私はテンプレのように「あちっ。」と声をあげた。「だから言ったのに(笑)」そう言って笑うシゲくんが持つマグカップの中身は、いつもと同じ見慣れたブラックコーヒー。

 

1ヶ月に1度、私が女の子の日でうずくまっている時、シゲくんはきまってこのカフェオレを淹れてくれる。角砂糖ひとつとミルクがたっぷり入った、この時だけのシゲくん特製スペシャブレンド。こうやってさりげなくいつも甘やかしてくれるんだもん。ずるいよね。そう思いながら今度はマグカップに慎重に口をつける私も、「こんな美味しいカフェオレが飲めるなら女の子の日も悪くないかな」って思えちゃうんだから、お互いさまなのかな。

 

なんだか心と体がぽかぽかとあったかくなってきたのは、手のひらからじんわりと伝わるカフェオレの温かさのせいだけじゃない気がした。

 

 

 

 

 

 

 

……………長いわ!!!!!こわいわ!!!!なに彼女目線ver.とシゲくん目線ver.勝手にお送りしちゃってんの!!!???シゲくん目線ver.は理屈っぽくて小難しくて文字数多い感じだよな〜なんて思いながら書いてる自分めちゃくちゃキモい。ハァ〜〜やだやだ、シゲくん妄想が止まらない私のアブナイ脳ミソこわいよう〜〜〜〜これほっといたらシーン10くらいまで進んじゃうよう〜〜〜〜みなさんにドン引かれたくないのでこの辺でやめておきますね!!!!(すでに手遅れな予感)

 

 

こんな駄文妄想にお付き合いくださった方、いらっしゃいましたらありがとうございました〜〜〜!!!!そして!!すみませんでした!!!!(全力のスライディング土下座)